Sumiko Yamagata

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Sumiko Yamagata

やまがたすみこについて

やまがたすみこ(山県すみ子)は、1956年10月11日生まれの日本のシンガーソングライター、スタジオ・ミュージシャンだ。作詞・作曲名義では「山県すみ子」を使っている。1972年、TBS系番組『家族そろって歌合戦』で中学時代に作った「夏になったら」を歌って優勝し、それがきっかけで日本コロムビアにスカウトされた。

デビューからフォーク時代へ

1973年2月、16歳でシングル「風に吹かれていこう/あの人が好きなのに」でデビューした。デビュー初期は「フォーク・アルバム3部作」を発表し、カレッジ・フォーク系の新しい歌い手として注目を集めた。自作曲を軸にした活動で、当時のフォーク・シーンの流れの中にしっかり位置づけられている。

ポップス、シティ・ポップへの移行

1974年のアルバム『虹 RAINBOW』でポップス寄りの路線に移り、1976年の『サマー・シェイド』でシティ・ポップへ本格的に接近した。紹介されるジャンルにもある通り、Pop、Funk / Soul、Latin、さらにVocal、Ballad、Bossa Nova、Kayōkyoku、City Popといった要素が重なる。フォークから始まって、歌謡曲やボッサ、都会的なポップスへ広がっていった流れが見える。

テレビやイベント音楽でも活動

同時期には、NHK教育テレビ『うたって・ゴー』でうたのおねえさんを務めたほか、1975年の沖縄国際海洋博覧会のテーマソングも手がけている。歌手としての活動だけでなく、番組やイベント向けの楽曲にも関わっていた点が特徴だ。

第一線を退いた後のスタジオワーク

1979年に音楽プロデューサーの井上鑑と結婚して以降は表舞台からは距離を置いたが、スタジオワークやCMソングの制作は続けていた。1980年代には「モモ」の名義で活動し、1985年には坂本龍一作曲の「空に会おうよ」を歌っている。ここでは、表名義とは別の形で歌声を残していたことが確認できる。

2000年代以降の再評価

2003年にはアルバム『歌が降りてくる』で、やまがたすみこ名義として25年ぶりに音楽活動を再開した。2010年代以降、シティ・ポップ再評価の流れの中で改めて注目され、2014年にはベスト・アルバム『Light Mellow やまがたすみこ』もリリースされている。YouTubeの公式チャンネルもあり、過去作や関連音源をたどりやすい状態になっている。

聴きどころ

  • フォーク期の作り込みのある楽曲
  • 『虹 RAINBOW』以降に見えるポップス志向
  • 『サマー・シェイド』でのシティ・ポップ寄りの展開
  • ボッサや歌謡曲の要素が入った歌唱
  • 「モモ」名義を含むスタジオワーク

やまがたすみこは、1970年代のフォークからポップス、シティ・ポップへと活動の軸を動かしながら、歌手・作家・スタジオシンガーとして仕事を重ねてきた人だ。デビューから現在までの流れを追うと、時代ごとの日本のポップスの変化がそのまま見えてくる。

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