Technotronic

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Technotronic

Technotronicとは

Technotronicは、1989年にベルギーのプロデューサー、Jo Bogaertを中心に始動したダンス・プロジェクトだ。ジャンルはElectronic、Pop、スタイルはEuro Houseに分類される。90年代初頭のクラブ・シーンとチャートをつなぐ存在として広く知られている。

活動の始まりと「Pump Up The Jam」

Technotronicの名前を一気に広めたのは、1989年の「Pump Up The Jam」だ。この曲はもともとJo BogaertがThe Pro 24's名義で出していたトラックをもとにしていて、Farley "Jackmaster" Funkのサウンドに触発された形で制作された。サンプルの使い方やビートの組み立てがはっきりした、当時のダンス・フロア向けの作りになっている。

この曲では、実際のリード・ボーカルをManuela Kamosi(Ya Kid K)が担当していたが、当初のミュージックビデオやシングルジャケットに登場したのは、ファッションモデルのFellyだった。Fellyはレコーディングには参加しておらず、ビジュアル面の起用だった。Technotronicでは、「顔」と「声」が分かれた形で作品が展開された。

初期のシングルとボーカル陣

「Pump Up The Jam」のあとに出た「Get Up」では、Ya Kid Kが前面に出て、彼女のボーカルがはっきり確認できるようになった。Technotronicではこのほかにも、Eric Martin(MC Eric)、Réjane Magloire(Reggie)、Colin Case(Einstein)、Melissa、Daisy Rollocks(Daisy Dee)、C. Davis(Black Diamond)などが曲ごとに参加している。

プロジェクト形式のグループらしく、メンバー構成は固定的ではない。制作を担うJo Bogaertを軸に、楽曲ごとにボーカルや参加者を変えながら進んでいった。

アルバムと90年代の動き

1990年には「Turn It Up」をColin CaseとMelissaとともに発表し、1991年には2作目のアルバム「Body To Body」をヨーロッパ限定でリリースした。このアルバムではRéjane Magloireがボーカルを担当している。

その後、4年ほど空けて3作目のアルバム「Recall」を発表した。この時期はEurodanceの流れに合わせた作りで、Ya Kid Kが再び参加し、Daisy RollocksやC. Davisも加わっている。

代表曲「Move This」とチャートでの実績

Technotronicの大きなヒットとしては「Move This」もある。1992年にはレブロンの広告キャンペーンで使われ、アメリカのBillboardチャートで5位まで上昇した。グループとしての最後の大きなチャート・ヒットはこの時期に集中している。

また、「Pump Up The Jam」はBillboardのダンス・シングル・チャートでも上位に入り、クラブ向けの楽曲として強い存在感を残した。現在までにアルバム総売上は1400万枚以上とされている。

サウンドの特徴

Technotronicの音楽は、四つ打ちのビート、反復するフレーズ、ラップや歌を前に出した構成が中心だ。Euro Houseの枠に入るが、ポップの聞きやすさもある。クラブでそのまま使える作りと、ラジオで流しやすい長さやフックを両方持っている。

初期曲では、サンプルやシンセの使い方がはっきりしていて、90年代前半のダンス・ポップの作法が見えやすい。後年のリミックスでも、こうした骨組みがそのまま機能している。

「顔」と「声」が分かれたプロジェクトとして

Technotronicを語るときは、「Pump Up The Jam」で前面に出たFellyと、実際に歌っていたYa Kid Kの関係がよく話題になる。Fellyは当時ファッションモデルとして活動していて、作品のビジュアル面を担った。Ya Kid Kはレコーディングを担当し、その後のツアーにも参加している。

こうした形は、当時のダンス/ポップ・シーンでは珍しくなかった。Technotronicは、そのやり方がはっきり見える例として後から参照されることが多い。

その後の活動と現在まで

1999年以降はMonday Osaigbovo Agbonze(Monday Midnite)やYa Kid Kと録音を行っている。旧作のリミックスも多く作られ、クラブ向けの現場では今も再生されることがある。

公式サイトやVEVO、Facebook、Myspaceなどでも情報が残っていて、90年代のダンス・ポップを振り返るときに外せない名前として扱われている。

ジャンル・スタイル

Electronic Pop Euro House
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