The Associates

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The Associates

The Associatesとは

The Associatesは、1976年にスコットランドのダンディーでビリー・マッケンジーとアラン・ランカインによって結成された。ジャンルはElectronic、Rock、Popにまたがり、スタイルとしてはArt Rock、New Wave、Synth-popに位置づけられている。初期からポスト・パンク以後の流れの中で、既存のロック・バンドとは少し違う立ち位置を取っていたグループだ。

結成から初期の動き

デビュー前後のエピソードとしてよく知られているのが、デヴィッド・ボウイの「Boys Keep Swinging」を、本人のリリースから数週間後に自主制作シングルとして出した件だ。この動きがきっかけになり、ボウイの版元と契約を結び、レコード契約にもつながったとされている。

1980年にはThe Cureとツアーを行い、Fiction Recordsと契約して作品を発表した。その後、Situation Twoへ移り、シングルを連発している。これらの楽曲は後にアルバムとしてまとめられた。制作費の使い方もかなり特異で、メジャー・レーベルからデモ制作名目で入った資金を使って作品を作っていたという。

音楽性とバンドの変化

初期のThe Associatesは、ニュー・ウェイヴやシンセ・ポップの枠に収まりながらも、曲作りやアレンジにかなり独自の動きがあった。活動が進むにつれて、音はより実験的になり、構成も不安定さを増していった。背景には、当時の薬物使用の増加もあったとされている。

メンバー面では、John Murphyや元The Cureのメンバーが正式加入し、さらに1982年にはMartha Ladlyがバック・シンガーとして参加した。編成の変化と同時に、音の輪郭も少しずつ変わっていった。

「Party Fears Two」と全盛期

1982年の「Party Fears Two」は全英チャートでトップ10入りし、The Associatesを代表する曲として知られている。この時期の彼らは、UKチャートでトップ20入りするヒットを重ね、アルバムも全英トップ10に入った。音楽メディアからも高い評価を受け、アルバム・オブ・ザ・イヤー級の扱いを受けている。

フロントマンのビリー・マッケンジーは、4オクターブ半ともいわれる広い声域と、音を伸ばしたり切り替えたりする独特の歌い方で知られる。人間の声をそのまま楽器のように扱うタイプのボーカリストとして評価され、ポスト・パンク期を代表する個性的な歌い手の一人に数えられている。

この時期には、Bono、Ian McCulloch、Morrisseyらからも称賛を受けている。Bonoは後年の伝記本『The Glamour Chase』に序文を寄せている。

活動の停滞とマッケンジーのソロ化

ただし、バンドの勢いは長く続かなかった。過度のドラッグ使用や言動の不安定さが重なり、1982年の大規模な英国ツアーを前にマッケンジーがキャンセルしたことで、アメリカでの契約も失われた。これに続いてアラン・ランカインも脱退している。

以後のThe Associatesは、実質的にビリー・マッケンジーのソロ・プロジェクトに近い形で続いた。1984年のアルバムには制作費がかなり投じられ、複数の制作チームを経て完成している。マッケンジーはその後、WEAからより分かりやすいポップ・ソウル路線を求められたが、本人はその方針に強くは乗らなかったようだ。

コラボレーションと後期の動き

マッケンジーはその後、Yelloとの共演で存在感を示した。特に「One Second」「Flag」「Baby」への参加や、「The Rhythm Divine」の作曲で知られている。The Associates名義では、1988年のカムバック・シングルとしてBlondieの「Heart of Glass」カバーを発表したが、チャート入りはしなかった。

WEAは親アルバム『The Glamour Chase』のリリースを見送り、The Associatesは契約を失った。その後、Circaから1990年に『Wild And Lonely』が出ている。これがThe Associates名義での最後のオリジナル・アルバムになった。

1992年には、Thomas FehlmannとBoris Blankがプロデュースした『Outernational』がBilly MacKenzie名義で発表されている。批評面では評価を受けたが、商業的には大きな広がりにはつながらなかった。その後もPeach、Barry Adamson、Paul Haig、Apollo Four Fortyなどとの共演が続いている。

その後と現在から見た位置づけ

90年代半ばにはアラン・ランカインとの再結成企画もあったが、実現には至っていない。1996年末にNude Recordsと契約したものの、最初のリリースは死後の作品になった。母親の死をきっかけに精神状態が崩れ、ビリー・マッケンジーは1997年1月22日に39歳で亡くなっている。死因は処方薬と市販薬の過剰摂取とされている。

アラン・ランカインは2023年1月2日に64歳で死去した。The Associatesは活動期間こそ長くないが、ボーカル、シンセ、ギター、アレンジの組み合わせで独特の存在感を残したグループとして語られている。ニュー・ウェイヴやシンセ・ポップの文脈で聴かれることが多い一方で、アート・ロック寄りの作り込みや、ビリー・マッケンジーの歌唱そのものが大きな特徴になっている。

主なメンバー

  • Billy MacKenzie
  • Alan Rankine
  • Martha Ladly
  • Steve Reid
  • John Murphy
  • Michael Dempsey

代表的なポイント

  • 1976年、スコットランド・ダンディーで結成
  • デヴィッド・ボウイ「Boys Keep Swinging」の自主カバーで注目を集めた
  • 「Party Fears Two」が全英トップ10入り
  • ビリー・マッケンジーの広い音域と独特の歌唱で知られる
  • ヒット期の後は、実質的にマッケンジー中心の体制で活動
  • Yelloとのコラボレーションでも存在感を残した
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