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The Beginning Of The Endは、バハマのナッソー出身のファンク・バンドだ。Ray Munnings、Frank Munnings、Liroy MunningsのMunnings兄弟3人に、ベースのFred Henfieldを加えた4人組として活動した。ジャンルはRock、Jazz、Funk / Soul、Latinにまたがり、スタイルとしてはFunk、Jazz-Funk、Psychedelic、Calypsoが挙げられている。
Ray Munningsは、バンドを始めた狙いについて「純粋にバハマらしい何かを作りたかった」と振り返っている。ファンクを好みつつ、バハマ土着の音楽であるジャンカヌーの要素を取り入れたかった、という方向性があったようだ。ファンクを土台にしながら、地元のリズムを組み込む発想が出発点になっている。
1971年3月に発表された「Funky Nassau」は、このバンドを語るうえで外せない楽曲だ。マイアミのCriteria Studiosで録音され、ファンクのグルーヴにジャンカヌー特有のリズムを強く混ぜ込んだ作りになっている。全米R&Bチャートで7位、ポップチャートのHot 100で15位まで上がり、バハマ発のファンク・ナンバーとして広く知られる曲になった。
この曲は、のちの作品でもサンプリング素材として使われている。たとえば1994年のThe Prodigy「No Good (Start the Dance)」でも参照されていて、ジャンルをまたいで長く扱われている。
The Beginning Of The Endの音は、ファンクのリズムを軸にしながら、ジャズ・ファンクやサイケデリックな要素、さらにカリプソやジャンカヌー由来の感触が重なっている。ロック、ジャズ、ソウル、ラテンの要素も並んでいて、単一の枠に収めにくいタイプのバンドだ。
特に「Funky Nassau」では、ベースとドラムの推進力に、パーカッシブなノリが加わっている。バハマのローカルなリズム感を、70年代ファンクの文脈にそのまま持ち込んだ形になっている。
バンドは70年代に2枚のアルバムを残して解散した。プロフィール情報では、2作のアルバムを発表したのちに活動を終えたことが示されている。セカンド・アルバム制作期には、Bob Marleyのマネージャーとしても知られるDon Taylorがマネジメントを手掛けていた時期もあった。
The Beginning Of The Endの名前は、何より「Funky Nassau」と結びついている。バハマの音楽要素をファンクに接続した作品として扱われていて、後年のサンプリング例もある。70年代の短い活動期間ながら、1曲の存在感で長く参照されているバンドだ。