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The Countsは、1964年にアメリカ・ミシガン州デトロイトで結成されたファンク/ソウル・グループだ。結成当初はThe Fabulous Counts名義で活動していた。メンバーはLeroy Emmanuel、Byron Miller、Mose Davis、Demo Cates、Andrew Gibsonで、デトロイトのローカル・シーンを背景に育ったバンドとして知られている。
このグループの特徴は、インストゥルメンタル主体の演奏にある。専任のベーシストを置かず、オルガン奏者のMose Davisがフットペダルでベースラインを担っていた点も目を引く。オルガン、ギター、アルト/テナー・サックス、ドラムが前に出る編成で、地元のシンガーのバックも務めていた。
初期の演奏は、オルガンとサックスの掛け合いが中心になっている。歌ものよりも、リズムの押し出しや各楽器のフレーズのやり取りに重心がある作りだ。
The Countsの名前を広く知らしめた楽曲としては、1969年にMoiraから発表された「Jan Jan」がある。デトロイトのローカル・レーベルから出たこの曲は、インストゥルメンタル曲としてヒットし、反応の大きさからディストリビューターがフルアルバムを急いで出した記録も残っている。
「Jan Jan」は、オルガンとツイン・サックスのやり取りを軸にした曲で、後にQueen LatifahやEric B. & Rakimにサンプリングされたことでも知られている。1960年代デトロイト・ファンクの音が、ヒップホップの素材としても使われた例のひとつだ。
バンドは1972年、"Fabulous"を外したThe Counts名義で自主制作アルバムを発表した。その後はプロデューサーのもとで変名名義のシングルを3枚録音している。さらに1973年と1975年には、アトランタのレーベルから2枚のアルバムをリリースした。これら2作はいずれもBillboardのR&Bチャートに入っている。
活動は1976年に終わっている。デトロイトで始まったインストゥルメンタル中心のファンク・バンドとして、ローカル・シーンからチャート入りまで到達した流れが残っている。
The Countsは、1950年代R&Bやドゥーワップの同名グループとは別のバンドだ。ここで紹介しているのは、1960年代半ばにデトロイトで生まれたファンク/ソウル・グループのほうになる。