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The Cultは、イギリス・ブラッドフォード出身のロック・バンドだ。1983年にDeath Cultとして始まり、1984年1月にThe Cultへ改名している。中心にいるのは、ボーカルのIan AstburyとギタリストのBilly Duffyの2人で、この体制がバンドの軸になっている。
始まりは1981年のSouthern Death Cultまでさかのぼる。Ian Astburyが英ブラッドフォードで立ち上げ、その後バンドが解散すると、1983年にBilly Duffyと合流してDeath Cultを結成した。ここにベースのJamie Stewart、ドラムのRaymond Taylor Smithが加わり、EPを発表している。翌1984年にThe Cultへ改名し、デビュー・アルバム『Dreamtime』を出した。
初期のThe Cultは、ポストパンク、ゴシック、ニューウェイヴの要素を含む作風で始まっている。『Dreamtime』(1984)ではその方向性がはっきりしていて、続く『Love』(1985)ではサイケデリックな質感が加わった。ここまでは、初期のオルタナティブ・ロック寄りの流れとして整理しやすい。
転機になったのが『Electric』(1987)だ。プロデューサーにRick Rubinを迎え、ここでバンドはハードロック路線へ大きく寄っていく。さらに『Sonic Temple』(1989)ではBob Rockのプロデュースのもと、それまでのゴシック的な感覚とハードロックをまとめた形になっている。「Fire Woman」「Sun King」「Edie (Ciao Baby)」などの曲が入ったこの作品は、バンドの商業的なピークとして扱われることが多い。
The Cultは、AstburyとDuffyの2人が一貫してコアにいる一方で、リズム隊は時期ごとに入れ替わっている。メンバー一覧にも、Scott Garrett、Mickey Curry、Craig Adams、Matt Sorum、Nigel Preston、Jamie Stewart、Les Warner、Michael Lee、Martyn LeNoble、Charlie Jones、James Stevenson、Chris Wyse、John Tempesta、Jimmy Ashhurst、Damon Fox、Todd Hoffman、Billy Morrison、Kinley Wolfe、Mike Dimkich、Mike Mangan、Stephen Harris、Grant Fitzpatrick、Matt McKennaなど、複数の名前が並ぶ。
Matt Sorumが在籍していた時期があることも知られていて、その後の活動歴を見ても、The Cultがメンバー交代を重ねながら続いてきたバンドだとわかる。