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The Damnedは、1976年にロンドンで結成されたイングランドのパンク・バンド。デイヴ・ヴァニアン(ヴォーカル)、ブライアン・ジェームス(ギター)、キャプテン・センシブル(ベース、のちギター)、ラット・スケイビーズ(ドラムス)を中心に始動した。
パンク初期の動きの中でも早い時期に登場したバンドで、1976年10月にStiff Recordsから出したシングル「New Rose」は、イギリスのパンク・バンドとして史上初のシングルとされている。ここはThe Damnedを語るうえで外せないポイントだ。
「New Rose」を引っ提げて、セックス・ピストルズに誘われた「アナーキー・ツアー」のオープニング・アクトを務めた。その後、1977年4月のニューヨークCBGB公演を起点に、ボストン、ロサンゼルス、サンフランシスコを回るアメリカ・ツアーも行っている。イギリスのパンク・バンドとしては初の全米ツアーとして知られている。
この時期のThe Damnedは、スピード感のあるストレートなパンク・サウンドで動いていた。初期パンクの現場に早い段階で入り、英米のライブ・シーンに足場を作っていったバンドとして見ておくと整理しやすい。
80年代に入ると、バンドの音はパンク一辺倒ではなくなっていく。プロフィールにもある通り、サイケデリック寄り、ゴシック寄りの方向へ移っていった。
その流れをはっきり示す作品としてよく挙がるのが、1985年の6作目『Phantasmagoria』。このアルバムは、初期の荒いパンク・サウンドから距離を取り、バンドの中でもゴシック色が強い時期を代表する作品として扱われている。The Damnedの変化を追うなら、このあたりで大きく見方が変わる。
結成メンバーはデイヴ・ヴァニアン、ブライアン・ジェームス、キャプテン・センシブル、ラット・スケイビーズ。以降、The Damnedには多くのメンバーが関わってきた。提示されたメンバー情報にも、ヘンリー・バドウスキー、ジョン・モス、ローマン・ジャッグ、クリス・ミラー、ポール・シェプリー、ジェイソン・ハリス、ルー・エドモンズ、ブリン・メリック、ポール・グレイ、アラン・リー・ショウ、レイ・バーンズ、イアン・フレイザー・キルミスター、アルダス・ウォード、デイヴ・バチェラー、スチュ・ウエスト、アンドリュー・ピンチング、ブライアン・ロバートソン、パトリシア・レイノーン、ローレンス・バロウ、ウィリアム・グランヴィル=テイラーなどが含まれている。
長い活動歴の中で編成が動いてきたことは、The Damnedの歴史を追ううえで重要な点だ。
The Damnedは、パンク黎明期のバンドとしてだけでなく、その後のゴシック・ロックの流れを考えるうえでも名前が挙がる。初期パンクの現場にいて、その後に音楽性を広げたバンドとして見られている。
公式サイトや各種SNS、Spotify、Apple Musicなどでも活動の記録をたどれるので、初期の「New Rose」から『Phantasmagoria』までを順に聴くと、バンドの変化が追いやすい。パンクの始まりと、その先の展開を一本の線で見るときに、The Damnedは外しにくい存在だ。