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The Final Ageは、ブリストル在住のドラマー、Jesse Webbによる即興的なクラウトロック/サイケデリック・ロック・プロジェクトだ。ジャンル表記としてはElectronicとRockが並び、実際の音作りではAmbient、Experimental、Psychedelic Rock、Krautrockの要素が組み合わされている。
公式プロフィールでは、Jesse Webbのソロ・プロジェクトとして紹介されている。ウェブ上の情報では、2015年秋に始動したとされ、破壊的な感情に応答し、それを認め、乗り越える必要性から生まれたプロジェクトとして説明されている。
The Final Ageは、英欧圏ではCardinal Fuzz、北米ではSunrise Ocean Benderから作品をリリースしている。2018年にはセルフタイトルのデビュー・アルバム『The Final Age』を発表した。このアルバムはサイケデリック・ロックの重要作として扱われることがある。
その後も活動は続いており、2025年5月には2作目となる『New Hallucinations』を発表している。長期にわたって作品を出している点も、このプロジェクトの特徴のひとつだ。
The Final Ageの音楽は、即興性を軸にしたクラウトロックとサイケデリック・ロックが中心にある。そこに電子音、実験的なパーカッション、広い音響処理が加わる。
作品の構想としては、喪失と孤立をテーマにした架空の映画のサウンドトラックとして考えられていたという情報がある。ただし、一般的な映画音楽のようなソフトなドローンやフィリップ・グラス風のピアノを前面に出す作りではなく、咆哮するようなヴォーカルや不規則な打楽器が目立つ。サウンドの組み立ては、整った展開よりも、場面が切り替わるような感触に寄っている。
このプロジェクトでは、Jesse Webbに加えて複数のミュージシャンが参加している。確認できる範囲では、ザ・ヘッズ/アンスロプロフのギタリスト、ポール・アレン、Gnodのサックス奏者デイヴ・マクリーン、ビッグ・ジョーンのヴォーカリスト、アネット・ベルリン、トランペット奏者ピート・ジャッジ、Kuroのヴァイオリニスト、アガット・マックスらが関わっている。
こうした顔ぶれからも、The Final Ageが単独演奏の延長ではなく、コラボレーションを前提にしたプロジェクトとして動いていることが見えてくる。ロック、即興、実験音楽の周辺で活動する演奏者が集まっている点も、音の性格にそのまま反映されている。
The Final Ageを追うなら、まずは『The Final Age』と『New Hallucinations』の2作を押さえると流れが見えやすい。クラウトロックの反復、サイケデリック・ロックの展開、電子音やパーカッションの扱いが、曲ごとにどう組み替えられているかを聴くのが面白い。
InstagramやBandcampでも活動を確認できるので、作品の更新やリリース情報を追いやすい。即興性の強いプロジェクトだけに、アルバムごとの違いを比べながら聴くのが向いている。