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The Freak Sceneは、マーカス・ウジレフスキーことラスティ・エヴァンスによるスタジオ限定の音楽プロジェクトだ。国籍は資料上はUSで、ジャンルはロック、スタイルはサイケデリック・ロックに分類されている。
表に出る固定メンバーというより、エヴァンスがプロデューサー兼ソングライターとして動かし、必要なミュージシャンを集めて作品を作る形だった。参加者にはデヴィッド・ブロンバーグやヴィクトリア・パイクらが含まれている。
エヴァンスはロカビリー期のシングルやフォーク寄りのソロ作を経て、1966年にThe Deep名義で『Psychedelic Moods』を制作した。この作品は、LSDの影響下にある感覚を音で再現するというコンセプトで作られ、わずか2日間、低予算で録音されたとされる。
この『Psychedelic Moods』は、タイトルに「psychedelic」を含むアルバムとして初期の例に数えられている。その後、同じ制作陣とミュージシャンを引き継ぎ、エヴァンスはThe Freak Scene名義で1967年4月に『Psychedelic Psoul』を発表した。
『Psychedelic Psoul』はコロンビア・レコードから出た作品で、メジャー・レーベルにおける「純粋にサイケデリック」を掲げた初期のレコードとして扱われている。The Deepで試した実験を、そのまま別名義で広げた流れになっている。
The Freak Sceneの音は、60年代半ばのサイケデリック・ロックの初期形に近い。録音現場では、通常のロックの枠に収まらない音作りや、当時のサイケデリック文化と結びついたテーマが前面に出ている。
『Psychedelic Moods』では、タイトルどおりサイケデリックを正面から扱い、後続作の『Psychedelic Psoul』では、その方向性を保ったまま、より流通力のある大手レーベルから届けられた。演奏面ではデヴィッド・ブロンバーグらが関わっていて、スタジオ作品としての組み立てがはっきりしている。
The Freak Sceneは、サイケデリック・ロックの黎明期を語るうえで早い段階の存在として扱われている。特にThe Deep名義の『Psychedelic Moods』は、サイケデリックを作品の中心テーマに据えた先行例として知られている。
続く『Psychedelic Psoul』は、実験的な内容をメジャー・レーベルのコロンビアから出した点が重要だ。アンダーグラウンド寄りの発想を、商業流通の中に持ち込んだ例として見られている。
60年代のサイケデリック・ロックを追うなら、The Freak Sceneは外せない名前だ。作品数は多くないが、初期サイケの流れを知るうえでかなり重要な位置にいる。