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The Human Leagueは、イングランド・シェフィールドで1977年に結成されたエレクトロニック・バンドだ。中心人物はMartyn Ware、Ian Craig Marsh、そして当初はAdi Newtonを含む編成だった。最初は「The Future (3)」という名前で活動していたが、1978年にThe Human Leagueへ改名し、同年にシングル「Being Boiled」を発表している。
初期メンバーの編成は1980年まで続き、その後WareとMarshはHeaven 17を結成するために離脱した。ここでバンドは存続の危機に直面するが、Phil Oakeyが名前を引き継ぎ、新しい体制へ移行した。この流れが、その後のThe Human Leagueの方向性を決めることになる。
1980年、Oakeyはシェフィールドのナイトクラブ「The Crazy Daisy」で踊っていたSusan Ann SulleyとJoanne Catherallを見つけ、その場でツアー参加とバックコーラス、ダンサーとしての加入を持ちかけた。二人は当時まだ10代で、プロのシンガーでもダンサーでもなかった。いわゆる即席の補強だったが、この新体制が結果的にバンドの商業的な成功につながっていく。
SulleyとCatherallを加えたThe Human Leagueは、「Don’t You Want Me」をはじめとする楽曲で広く知られるようになった。バンドの歴史の中でも、このメンバー交代は大きな節目として扱われている。
The Human Leagueの音楽は、シンセサイザーを軸にしたポップ・サウンドが中心だ。ジャンルとしてはElectronic、Popに分類され、スタイル面ではSynth-popの代表的な存在として見られている。
初期は実験色のある電子音楽寄りのアプローチが目立つが、1980年以降はメロディを前面に出したポップな作りへ比重が移っていく。特に「Don’t You Want Me」は、シンセのフレーズ、男女の掛け合い、分かりやすい曲構成がはっきりした楽曲として知られている。
1982年にはリミックス・アルバム『Love and Dancing』も発表している。これはバンド名義ではあるが、Barry Whiteのディスコ時代の作品へのオマージュも意識したものとして紹介されている。
資料には、Martyn Ware、Ian Craig Marsh、Jim Russell、Philip Oakey、Neil Sutton、Joanne Catherall、Philip Adrian Wright、Jo Callis、Susanne Sulley、Ian Burden、Russell Dennettの名前が挙がっている。The Human Leagueは時期によって参加メンバーが変わっており、特に1980年以降の編成変更が大きい。
The Human Leagueは、シンセポップを代表するバンドとして語られることが多い。電子音主体のサウンドをポップ・ソングとして成立させ、さらに男女混成のボーカルとビジュアル面の印象を組み合わせた点が、このバンドの特徴になっている。
また、1980年のメンバー補充が偶然のスカウトから始まったというエピソードも、バンドの歴史を語るうえで外せない。存続の危機から人気バンドへ移行した流れは、The Human Leagueのキャリアを象徴する出来事として知られている。
シンセポップの流れを知るうえで、The Human Leagueは外しにくいバンドだ。初期の電子音志向と、80年代に入ってからのポップ寄りの展開、その両方を追うと、このグループの変化が見えやすい。