Vinyl Record Reviews
The Latinosは、Velasquez一族を中心に結成されたグループだ。1960年代半ばには「The Four Latinos」という4人組の名前で活動を始め、その後メンバー数が増えて8人編成になったタイミングで、現在の「The Latinos」へと名前を変えている。
ウェブ上で確認できる情報では、The Four Latinosとして録音活動を始めたのは1960年代半ばとされている。その後、編成は拡大していき、最終的には8人組として落ち着いたようだ。こうした変化からは、家族を軸にしたグループとして、人数や役割を調整しながら活動を続けていた様子がうかがえる。
ジャンルはFunk / SoulとLatinに分類されていて、スタイルとしてはFunk、AORが挙げられている。つまり、リズムの強いファンクやソウルの要素に、ラテンの感触が重なる形で聴かれていたグループとして整理できる。AORの要素も含まれているので、単純に踊れる音楽だけではなく、整ったアレンジや聴きやすさも意識されていた可能性がある。
メンバー名を見ると、David Velasquez、Leroy Velasquez、Harold Velasquez、Mike Velasquez、Eddie Velasquez、Eli Velasquez、Tommy Velasquezといった形で、Velasquez姓のメンバーが多い。そこにJudy Romero、Vince Montano、Anita Maestas、Richard Avalos、Phillip Wright、Brian Lucasが加わっている。家族単位のまとまりを保ちながら、人数を増やしていったグループ構成が見えてくる。
公開されている情報は多くないが、The Latinosのポイントは、家族を中心にした編成の変化と、Funk / SoulとLatinをまたぐ音楽性にある。1960年代半ばという時期も含めて考えると、当時のソウルやファンクの流れの中で、ラテン系のリズム感やアンサンブルを持ち込んだグループとしてチェックしたくなる。
活動の詳細や代表曲については、今回確認できた範囲では情報が限られている。ただ、グループ名の変遷と編成の拡大だけでも、長く続く中で形を変えながら音楽を作っていたことは読み取れる。