The Mohawks

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The Mohawks

The Mohawksとは

The Mohawksは、イギリスのスタジオ・グループだ。中心にいたのは、鍵盤奏者であり作曲家、アレンジャーでもあるAlan Hawkshawで、ライブラリー・ミュージックの制作を目的に組まれたプロジェクトとして知られている。Hawkshaw自身は、この企画を「実体のなかったバンド(the band that never was)」と表現していた。

活動の性格

公開されたプロフィールでは、The MohawksはBritish studio groupとされている。固定的なバンド活動というより、スタジオで機能するためのユニットとして動いていた形だ。メンバーとしては、Alan Hawkshaw、Les Hurdle、Byron Davis、Sidney Rodgers、Hesketh Grahamの名前が挙がっている。

音楽的な特徴

ジャンルはFunk / Soul、スタイルはRhythm & Bluesに分類されている。ウェブ上の情報では、代表曲「The Champ」はインストゥルメンタル・ファンクとして作られており、Lowell Fulsomの「Tramp」へのオマージュとして生まれたとされる。録音はHawkshaw、Les Hurdle、Byron Davisの3人で、わずか1テイクで完成したという話が残っている。

「The Champ」とその広がり

「The Champ」は1968年に発表されたが、当時はチャート入りしていない。その後、サンプリングの需要が高まったことで1987年に再発され、全英シングルチャート58位を記録した。

この曲は、ヒップホップやブレイクビーツの文脈で特に重要なトラックとして扱われてきた。800曲を超えるヒップホップ/ブレイクビーツ楽曲にサンプリングされたとされ、Afrika Bambaataa、Marley Marl、Eric B.、DJ Jazzy Jeffらが使ってきたブレイクとして知られている。

ヒップホップへの影響

「The Champ」は、初期ヒップホップの現場で繰り返し参照された。特にEric B. & Rakimの「Eric B. Is President」(1986年)では、Eric B.がこのリフを大きくスクラッチしている。ほかにも、Stop the Violence Movementの「Self Destruction」(1989年)やMigosの「Stir Fry」(2018年)など、年代の離れた楽曲に引き継がれている。

こうした使われ方を見ると、The Mohawksの音源は単なる1曲のヒットではなく、ブレイクビーツの素材として長く使われてきたことがわかる。特に「The Champ」は、b-boyアンセムとして扱われることが多い。

The Mohawksを聴くときのポイント

  • Alan Hawkshawが中心のスタジオ・プロジェクトとして作られている
  • ライブラリー・ミュージックの文脈から出てきたグループだ
  • 代表曲「The Champ」はインストゥルメンタル・ファンク
  • ヒップホップ初期から現在まで、サンプリング素材として使われ続けている

The Mohawksは、表に出る活動よりも、音源そのものが後の世代に使われ続けたグループだ。特に「The Champ」は、ファンク、ブレイクビーツ、ヒップホップのつながりをたどるうえで外せない1曲として残っている。

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