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The O'Jaysは、アメリカ・オハイオ州カントンで1958年に結成されたソウル・グループだ。もともとはEddie LevertとWalter Williamsのゴスペル・デュオを軸に、The Mascotsとして活動を始めている。1961年には「Miracles」でレコーディング・デビューを果たした。
その後、クリーブランドのDJだったEddie O'Jayの助言を受け、彼への敬意を込めてグループ名をThe O'Jaysに改めた。名前の由来がラジオDJへの返礼になっているところに、当時のシーンとの近さが見える。
中心メンバーとして知られるのは、Eddie Levert、Walter Williams、William Powellの3人だ。ほかにBobby Massey、Bill Isles、Morris Chestnut、James Hicks、Nathan Best、Sam Strain、Frankie Little、Eric Nolan Grantらの名前がクレジットされている。時期によって編成は変わっている。
William Powellは1975年に大腸がんと診断され、1976年にはツアー活動から離脱した。グループが商業的に大きく注目されていた時期と重なっている。1977年5月26日に35歳で亡くなっている。
The O'Jaysの音楽は、Funk / Soulを中心に、SoulやDiscoの要素を持つ。フィラデルフィア・インターナショナル・レーベル期の作品で知られ、演奏の輪郭がはっきりしたソウル・サウンドと、当時のダンス・ミュージックの感覚が結びついている。
1974年の「For The Love Of Money」は、Kenneth Gamble、Leon Huff、Anthony Jacksonの作曲で、番組『The Apprentice』のテーマ曲としても広く知られるようになった。ベースラインが前に出る構成で、楽曲の印象を強く残すタイプの曲だ。
同じく代表曲のひとつに挙げられる「Love Train」も、グループの名前と一緒に語られることが多い。こちらは2016年にドナルド・トランプが共和党全国大会で無断使用したことで、メンバーが抗議した件でも話題になった。
The O'Jaysは、ソウル・グループとして長く活動し、2005年にはRock and Roll Hall of Fameのパフォーマー部門で殿堂入りしている。これは、彼らの録音活動とステージ・アクトが長期にわたって評価されてきたことを示している。
また、「For The Love Of Money」がテレビ番組のテーマ曲として使われたことや、「Love Train」をめぐる政治的な使用問題もあり、楽曲が時代を越えて参照され続けていることが分かる。音楽そのものだけでなく、放送・メディア・政治の場面でも名前が出てくるグループだ。
The O'Jaysは、ソウルの歌唱、ファンクの推進力、ディスコ時代の広がりをまたいで活動してきたグループだ。作品を追うと、当時のR&Bの変化と、ラジオやテレビを通じた楽曲の広がり方がそのまま見えてくる。
関連情報は、公式サイトやFacebook、Wikipedia、WhoSampled、SoundCloudなどでも確認できる。