The Runaways

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The Runaways

The Runawaysとは

The Runawaysは、1975年から1979年まで活動したアメリカのガールズ・ハードロック・バンドだ。中心メンバーはジョーン・ジェット、サンディ・ウェスト、そしてのちに加入するリタ・フォードやシェリー・カーリーで、プロデューサーのキム・ファウリーが結成を後押しした。

編成は固定されていたわけではなく、ベースにはマイケル・スティール、ペギー・フォスター、ジャッキー・フォックス、ヴィッキー・ブルー、ローリー・マカリスターが順に参加している。バンドの初期から終盤まで、メンバー交代を重ねながら活動していた点も特徴だ。

活動の流れ

結成当初は、ジョーン・ジェットがギターとボーカル、マイケル・スティールがベース、サンディ・ウェストがドラムを担当していた。マイケル・スティールは1975年のうちに脱退し、その後ベーシストが何人か入れ替わる。リタ・フォードは当初ベースでオーディションを受けたが、すぐにリード・ギターで加入した。そこにシェリー・カーリーがリード・ボーカルとして加わり、バンドの形が固まっていく。

1977年にはジャッキー・フォックスが日本ツアー中に脱退し、帰国後にシェリー・カーリーも離脱する。その後はジョーン・ジェットがリード・ボーカルを兼任した。メンバー間では音楽性の違いもあり、ジョーン・ジェットはパンク・ロックやグラム・ロック寄りの方向を求め、リタ・フォードとサンディ・ウェストはハードロックやヘヴィメタル寄りの演奏を続けたい意向だったとされる。

最後の公演は1978年の大晦日、サンフランシスコ近郊のカウ・パレスで行われた。正式な解散は1979年4月だ。

音楽的特徴

The Runawaysの軸にあるのは、ハードロックをベースにした演奏だ。そこにパンク、グラムの要素が入り、荒さのあるギター、前に出るリズム、短い曲構成が目立つ。ジョーン・ジェットはパンク寄りの推進力を持ち込み、リタ・フォードはリードギターでハードロック色を強めた。サンディ・ウェストのドラムも、直線的に押していくタイプの演奏でバンドを支えている。

代表曲「Cherry Bomb」は、その場で作られたという逸話が残っている。シェリー・カーリーのオーディション時に既存曲がうまく合わず、キム・ファウリーが「君のために曲を作ろう」と提案。ジョーン・ジェットとファウリーが短時間で書き上げたとされる。タイトルはカーリーの名前にかけたものでもあり、ファウリーは「独立記念日に人気の、10代の花火」というイメージを込めたと説明している。

日本での反応

The Runawaysは日本でも強い支持を集めた。1976年10月5日には「Cherry Bomb」が日本でシングルとして発売されている。その後の1977年夏の来日公演では、レッド・ツェッペリンやビートルズに次ぐ人気を持つ洋楽アーティストとして迎えられ、日本武道館公演も成功している。

ライブアルバム『Live in Japan』が当初は日本限定リリースだったことも、日本での人気の高さを示す要素として語られている。アメリカやイギリスでは発売予定がなかったとされていて、日本市場が彼女たちにとって特別だったことがうかがえる。

影響とその後

The Runawaysは、女性だけのロックバンドがハードロックの現場で前面に立つ形を示したグループとして知られている。後にジョーン・ジェット、リタ・フォードらがそれぞれソロや別プロジェクトで活動を続けたこともあり、バンドの存在はその後の女性ロック・アーティストの見え方にも影響を与えたとみられている。

一方で、バンド運営をめぐってはキム・ファウリーの関与が強く、メンバーの年齢をアルバム裏に記載したことや、収益確保を優先した采配など、評価が分かれる点もある。The Runawaysの歴史は、音楽そのものだけでなく、当時のマネジメントやメディアの扱いも含めて見ていく必要がありそうだ。

主なメンバー

  • Cherie Currie
  • Joan Jett
  • Lita Ford
  • Michael Steele
  • Sandy West
  • Jackie Fox
  • Laurie McAllister
  • Peggy Foster
  • Vicki Blue

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