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The Sisters Of Mercyは、1980年にイギリス・リーズで結成されたロック・バンドです。中心になったのはシンガーのAndrew EldritchとギタリストのGary Marxで、そこにドラムマシンの役割を担う“Doktor Avalanche”が加わる形で活動を始めました。ジャンル表記ではElectronic / Rock、スタイルではGoth Rockに分類されることが多いですが、バンド自身はこの呼び方を受け入れていないとされています。
デビュー作となるアルバムは1985年にリリースされましたが、その録音メンバーはまもなく離脱しています。その後、Eldritchはバンド名を維持したまま活動を続け、ラインナップを組み替えながら作品を発表しました。1987年のアルバムではシンセサイザーが前面に出ており、1990年には5年ぶりにライヴ活動を再開しています。
1990年以降は、Eldritchとその時期ごとのメンバーによる編成でツアーを継続し、旧曲と新曲を混ぜたセットで演奏してきました。ただし、1993年以降は新作のリリースがないとされています。
こうした要素から、音楽メディアでは“ゴス・ロック”と呼ばれることが多くなりました。一方で、バンド側はその分類に距離を置いてきた、という整理ができます。
The Sisters Of Mercyは、固定メンバーで長く続いたというより、時期ごとに編成が変わってきたバンドです。名前が挙がっているメンバーには、Dan Donovan、Chris Catalyst、Wayne Hussey、Tim Bricheno、Andreas Bruhn、Tony James、Craig Adams、Gary Marx、Dave Creffield、Ben Gunn、Chris Sheehan、Adam Pearson、Srđan Miodragović、Andy Taylor、Dylan Smith、Ben Christodoulou、Patricia Rainoneなどがいます。ドラムの役割は主にDoktor Avalancheという名のドラムマシンが担ってきました。
The Sisters Of Mercyは、ゴス・ロックの文脈で語られることが多いバンドです。ただ、実際の音は電子音、ギター、反復するビート、文学的な言葉づかいが混ざっていて、単純に一つのラベルだけでは説明しにくい面があります。そうした点が、後続のダーク系ロックやオルタナティブ・シーンの受け止められ方にもつながっていると見てよさそうです。
まずは1985年のデビュー・アルバム、続いて1987年作、1990年作の流れで聴くと、バンドの編成変化と音の組み立て方が追いやすいです。ライヴ盤やブートレッグ関連の資料も多く、活動の長さやセットリストの変化をたどる楽しみもあります。
The Sisters Of Mercyは、1980年代のイギリス・ロックを代表する存在のひとつとして見られてきたバンドです。電子音を取り入れたロック、文学的な歌詞、そして編成を変えながら続く活動が、このバンドの基本的な特徴だと言えます。ゴス・ロックという呼び名だけでは収まりきらない部分も含めて、今でも気になる人が多いグループです。