The Stars Of Heaven

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The Stars Of Heaven

The Stars Of Heavenについて

The Stars Of Heavenは、1983年にアイルランド・ダブリンで結成されたロック・バンドだ。編成は、スティーヴン・ライアン(ヴォーカル/ギター)、スタン・エロート(ギター、元The Peridots)、ピーター・オサリヴァン(ベース)、バーナード・ウォルシュ(ドラムス)。

バンド名が示すとおり派手な売り方をしたグループではないが、作品の内容と周辺の評価で存在感を残した。デビュー期からジョン・ピールの番組で取り上げられ、Rough Tradeからアルバムを2枚出している。

結成と初期の動き

結成後まもなく発表したデビュー・シングル「Clothes Of Pride」は、Hotwireレーベルからのリリースだった。この曲はジョン・ピールのラジオでオンエアされ、その後のRough Tradeとの契約につながった。

1986年にはミニアルバム『Sacred Heart Hotel』を発表。全英インディーズ・チャートで11位を記録している。ピールからの支持はその後も続き、BBC Radio 1の番組では通算4回のセッションを残した。そのうち最初のセッション音源は『Sacred Heart Hotel』にも収録された。

音楽的な特徴

The Stars Of Heavenのサウンドは、ザ・バーズやグラム・パーソンズの影響を強く受けている。ウェブ上の紹介では、「ザ・バーズ、グラム・パーソンズ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドを一度に体現するアイルランドからの回答」と評されている。

実際、ソフト・ロック寄りの曲調と、インディー・ロックの感触を持つ演奏が同居している。さらに、ビッグ・スターやエミルー・ハリスへの関心も公言していたとされ、カントリー・ロックやアメリカーナの要素も視野に入れていたことがうかがえる。エルヴィス・コステロのカントリー・カヴァー作のようなアプローチを意識していた、という紹介もある。

『Speak Slowly』と代表曲

1988年にはセカンド・アルバム『Speak Slowly』をRough Tradeから発表した。この作品は全英インディーズ・チャートで6位まで上昇している。バンドとしての到達点に近い位置づけで語られることが多い。

収録曲の「Lights Of Tetouan」はシングルにはなっていないが、後年も話題にのぼる曲だ。作詞はスティーヴン・ライアンで、彼がスペイン南岸で育った時期に、海の向こうのモロッコの町テトゥアンを見ていた記憶をもとに書かれている。のちにEverything But the Girlが1994年のEP『Rollercoaster』でカヴァーしている。

解散後の動き

『Speak Slowly』の発表後まもなく、The Stars Of Heavenは解散した。スティーヴン・ライアンはその後、The Would-Be'sやSomething Happensの元メンバーとともにThe Revenantsを結成し、活動を続けている。The Revenantsは『Horse of a Different Colour』『Septober Nowonder』の2枚のアルバムを1993年と1995年に発表した。

評価と現在の見られ方

商業的に大きな成功を収めたバンドではないが、後年になって再評価されている。アイルランドを代表するアルバムの一つとして挙げられることもあり、当時のアイルランドのインディー・ロックの中で独自の位置を占めていたことがわかる。

ジョン・ピールの支持、Rough Tradeでの2作、そして「Lights Of Tetouan」のような楽曲の存在を追うだけでも、このバンドが単なる短命グループではなかったことが見えてくる。

  • 結成: 1983年、ダブリン
  • メンバー: Stephen Ryan、Stan Erraught、Peter O'Sullivan、Bernard Walsh
  • 主な作品: 『Sacred Heart Hotel』(1986)、『Speak Slowly』(1988)
  • 主な関連: John Peel、Rough Trade、Everything But the Girl
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