The Stone Roses

Vinyl Record Reviews

The Stone Roses

The Stone Rosesとは

The Stone Rosesは、1983年にマンチェスターで結成されたイングランドのロックバンドだ。ジャンルはロック、スタイルとしてはインディー・ロックに位置づけられる。最も知られている編成は、ヴォーカルのイアン・ブラウン、ギターのジョン・スクワイア、ベースのゲイリー・“マニ”・マウンフィールド、ドラムのアラン・“レニ”・レンだ。

活動の流れ

バンドは1983年に始動し、1996年まで初期活動を続けた。その後、2011年から2017年にかけて再結成している。活動期間の前半にバンドの評価が固まり、後半は再結成とライブ活動が中心になった。

1989年5月2日に発表されたセルフタイトルのデビュー作は、ロックとダンス・ミュージックの要素を組み合わせた内容で注目を集めた。英国インディー・ロックの代表的な作品として扱われることが多く、マッドチェスター・シーンを語るうえで外せないアルバムになっている。

1990年5月27日には、ウィズネスのスパイク・アイランドで約2万8000人を動員する野外公演を行った。この公演は、アルバム終盤の「I Am the Resurrection」で締めくくられたことでも知られている。

音楽的な特徴

The Stone Rosesの音楽は、ロックを土台にしながらダンス・ミュージックの感覚を取り入れている点が大きい。ギターのジョン・スクワイアのフレーズ、リズムの推進力、イアン・ブラウンの歌が組み合わさって、当時のマンチェスター周辺の音楽シーンと強く結びついた。

特にデビュー作では、バンドの演奏とクラブ・ミュージック由来のノリが同じ曲の中で並んでいて、英国のインディー・ロックの中でも独特の位置を占めている。こうした作りが、後のオルタナティブ・ロックやインディー・バンドにも参照されてきた。

メンバーと編成

メンバーは時期によって変動しているが、中心人物としてはイアン・ブラウン、ジョン・スクワイア、マニ、レニの4人がよく知られている。ほかにも、シモン・ウォルステンクロフト、ナイジェル・イピンソン、ピート・ガーナー、アンディ・クーゼンズ、ロビー・マディックスらが名を連ねている。

  • Ian Brown — vocals
  • John Squire — guitar
  • Gary Mounfield (Mani) — bass
  • Alan Wren (Reni) — drums

活動休止と再結成

2作目の制作が長引いたことやレーベルとの対立などが重なり、1995年初頭にレニが脱退し、1996年4月にはスクワイアもバンドを離れた。同年10月のレディング・フェスティバル出演を最後に、ブラウンとマニも解散を決めた。

2011年10月18日には、オリジナル編成での再結成を発表した。翌2012年にはマンチェスターのヒートン・パークでの公演を含むワールドツアーを行っている。2016年には約20年ぶりの新曲「All for One」「Beautiful Thing」を発表したが、3作目のフルアルバムは出ていない。2017年6月24日のグラスゴー公演を最後に、活動は再び止まっている。

影響と評価

The Stone Rosesは、マンチェスターを中心としたマッドチェスター・ムーヴメントの代表格として扱われている。1980年代末から1990年代初頭にかけての英国インディー・ロックの流れを語る際に、しばしば名前が挙がるバンドだ。

デビュー作は、英国産アルバムの代表的な一枚として長く参照されている。ライブ面ではスパイク・アイランド公演が象徴的な出来事として残っていて、作品とステージの両方でバンドの存在感が記録されている。

関連情報としては、Genius、IMDb、Wikipedia、YouTubeの公式チャンネル、公式サイトのアーカイブ系ページなどで基本的な情報をたどれる。

toast