The Velvet Underground

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The Velvet Underground

The Velvet Undergroundとは

The Velvet Undergroundは、ニューヨークで活動したロック・バンドだ。メンバーにはLou Reed、John Cale、Sterling Morrison、Maureen Tuckerらがいて、のちに編成の変化も重ねている。ロックの枠内に収まりきらない実験性を持ち込みつつ、アート・ロック、ガレージ・ロック、エクスペリメンタル・ロックの流れで語られることが多い。

アンディ・ウォーホルとファクトリーの周辺から登場

このバンドは、アンディ・ウォーホルがマネージャー的な役割を担い、自身のアート集団「ファクトリー」と結びつく形でニューヨークの音楽シーンに現れた。1967年のデビュー作『The Velvet Underground & Nico』では、ウォーホルが手がけたバナナのジャケットがよく知られている。ニコをフィーチャーした曲も収録されていて、作品全体に当時のアート・シーンとの接点が見える。

デビュー作は商業面では伸びず、影響は大きかった

『The Velvet Underground & Nico』は、発売当初のチャート成績は高くなく、ビルボード200では最高171位だった。1967年から1969年にかけての印税収入も少額にとどまったとされる。一方で、後年の評価は大きく、ブライアン・イーノの「このアルバムを買った3万人は全員バンドを始めたと思う」という趣旨の発言が知られている。売上よりも、その後のロックの方向性に残した影響で語られる作品だ。

『White Light/White Heat』で実験性がさらに前に出る

1968年の2作目『White Light/White Heat』では、ノイズ寄りの荒い音像や、実験的な展開が強く出ている。この作品はJohn Caleが在籍した最後のスタジオ作でもある。Caleは電気ヴィオラやオルガン、ベースなども担当していて、バンドの音にかなり独特な役割を持ち込んでいた。

メンバーの変化と音楽性の移り変わり

初期の中心はLou Reed、John Cale、Sterling Morrison、Maureen Tuckerの4人だ。Angus MacLiseは初期ドラマーだったが、正式な録音には参加していない。のちにJohn Caleが脱退し、編成が変わると、作品の方向性も少しずつ変化していく。実験色が薄まり、よりポップ寄りの作風へ寄った時期もある。

音楽的特徴

The Velvet Undergroundの特徴としては、次のような点が挙げられる。

  • ロックの基本形に、ノイズや不協和音、反復を持ち込んだこと
  • アート・ロックとしての視点が強いこと
  • ガレージ・ロック的な荒さを持っていること
  • 曲の題材や表現が当時としてはかなり踏み込んでいたこと

Lou Reedの歌詞とJohn Caleの実験的なアプローチ、Sterling Morrisonのギター、Maureen Tuckerのシンプルで直線的なドラムが組み合わさって、当時の主流ロックとはかなり違う感触を作っている。

後のロックへの影響

The Velvet Undergroundは、パンクやオルタナティヴ・ロックをはじめ、幅広いジャンルに影響を残したバンドとして扱われている。派手なヒットを連発したグループではないが、楽曲の作り方や音の扱い方、歌詞の題材の選び方が、後続のアーティストに参照され続けている。1996年にはロックの殿堂入りも果たしている。

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聴くときの入口

まずは『The Velvet Underground & Nico』と『White Light/White Heat』の2枚から入ると、バンドの初期像が追いやすい。前者ではウォーホルとの関係やバンドの基本の形が見えやすく、後者では実験性の強さがはっきり出ている。そこから編成の変化ごとの作品をたどると、The Velvet Undergroundがどこで何を変えていったのかが見えてくる。

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