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The Wild Flowersは、1983年にイングランドのウルヴァーハンプトンで結成されたポスト・パンク/インディー・ロック・バンドだ。1997年まで活動した。ジャンル表記ではElectronic、Rockが付くほか、スタイルとしてIndie Rock、New Wave、Alternative Rock、Goth Rockが挙げられている。
ウェブ検索での情報によると、結成時のメンバーはNeal Cook(ギター、ヴォーカル)、Dave Newton(ギター)、Mark Alexander(ベース)、Dave Fisher(ドラムス)だった。Dave Newtonは早い時期に脱退し、The Mighty Lemon Dropsを結成する。その後任としてDave Athertonがギタリストに加わった。以降もPete Waldron(ベース)やSimon Atkins(ドラムス)などがメンバーに名を連ねている。
1983年にはシングル「Melt Like Ice」で登場し、1984年にReflex Recordsからデビュー・アルバム『The Joy of It All』を発表した。続いて「Things Have Changed」(1984年)、「It Ain't So Easy」(1985年)、「A Kind of Kingdom」(1986年)とシングルを重ね、1987年にはセカンド・アルバム『Dust』を出している。
The Wild Flowersの音楽は、ポスト・パンク、ニュー・ウェイヴ、オルタナティヴ・ロックの流れに位置づけられている。そこにジャングリーなギター・ポップの要素も含まれているとされる。実際のクレジットや紹介文でも、インディー・ロック、ニュー・ウェイヴ、ゴス・ロックが並んでいて、当時の英国インディー周辺の文脈で語られることが多いバンドだ。
メンバーの動きも含めると、ギター主体の編成を軸にしながら、時期によってベースやドラムの担当が入れ替わり、サウンドの輪郭を少しずつ変えていった様子がうかがえる。初期のシングル群や『The Joy of It All』『Dust』あたりを追うと、ポスト・パンク寄りの緊張感と、ギターの鳴りを前に出した曲作りが見えてくる。
その後、The Wild Flowersはイギリスのバンドとしては初めてパンク系レーベルのSlash Recordsと契約し、アメリカ市場への進出を目指した。1988年にはSlashから『Sometime Soon』を発表し、「Broken Chains」「Take Me for a Ride」などのシングルも同年にリリースしている。
この動きは、UKインディーの枠内にとどまらず、より広い市場へ届くことを狙ったものとして整理できる。レーベル選びからも、当時のバンドが置かれていた状況や方向性が見えてくる。
1990年には『Tales Like These』を発表し、1997年には最後のアルバムとなった『Backwoods』を残している。活動期間の後半まで作品を出し続けていて、初期のポスト・パンク色を引きずりながら、時代に合わせて音の重心を動かしていった流れが確認できる。
The Wild Flowersは、1980年代英国のポスト・パンク/インディー・ロックの流れをたどるときに名前が出てくるバンドだ。シングル、アルバム、レーベル移籍の順に見ていくと、活動の軸がかなりはっきりしている。