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Then Jericoは、1983年に結成されたイギリスのロック・バンド。中心にいるのは、1961年にダービーシャー州チェスターフィールドでマーク・ロバート・ティプラディとして生まれたマーク・ショウで、彼がメンバー募集の広告を出したところからバンドが動き始めている。初期メンバーには、ベースのジャスパー・ステインソープ、ドラムのスティーヴ・レン、そしてBelouis Someに在籍していたギタリストのスコット・テイラーが集まった。
バンドはロンドンのシーンで活動を広げ、1980年代を通じてUKチャートで5曲のトップ50ヒットを記録した。1987年の1stアルバム『First (The Sound of Music)』からのシングル「The Motive」が初のヒットとなり、全英18位を記録している。続く1989年の2ndアルバム『The Big Area』では、同名曲「Big Area」が全英13位を記録し、代表曲として知られている。
オリジナル編成は1990年初頭に解散した。その後、マーク・ショウは1991年にソロアルバム『Almost』を発表している。Then Jerico自体は1998年に再始動し、『Orgasmaphobia』やライブアルバム『Alive & Exposed』をリリースした。2012年には翌2013年の英国ツアー「Reprise」を発表していて、その後も断続的に活動を続けている。
ジャンルとしてはロックに分類され、スタイルにはポップ・ロック、オルタナティブ・ロックが挙げられている。実際のディスコグラフィーを見ると、UKチャートで結果を残したシングルが中心で、メロディを前面に出した楽曲作りと、80年代英国ロックの文脈に乗ったバンドサウンドが軸になっている。
「The Motive」や「Big Area」のチャート成績からは、シングル単位で広く届く構成を意識したバンドだったことがうかがえる。アルバム名や活動時期も含めて見ると、当時の英国ポップ・ロックの流れの中で、ラジオ向きの曲とバンド感のある演奏を両立させていたグループとして整理できる。
名前が挙がっているメンバーは次の通りだ。
マーク・ショウはThen Jerico以外でも、Tony Hadley、Paul Young、Fish、QueenのBrian MayやRoger Taylorらと共演する「SAS Band」の一員として演奏活動を行っている。こうした周辺活動を見ると、バンド本体だけでなく、英国ポップ/ロックの人脈の中で継続的に動いてきたことがわかる。
Then Jericoを紹介するなら、1983年結成、1990年にいったん解散、1998年に再始動という活動の区切りがまず重要だ。あわせて、「The Motive」と「Big Area」の2曲は外せない。80年代英国ロックの中で、チャート実績を持つポップ・ロック・バンドとして見ておくと、活動の流れが追いやすい。