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Tom Waitsは1949年12月7日、カリフォルニア州ポモナ生まれのアーティストだ。1973年にアルバム『Closing Time』でデビューしている。ジャンルはロックに分類されることが多く、スタイルとしてはExperimentalやAlternative Rockが挙げられる。
Tom Waitsの名前を聞いてまず出てくるのが、しゃがれた独特の声だ。歌い方はブルースの流れを感じさせ、歌詞は詩的な表現が多い。本人の音楽的な出発点には、Howlin' WolfやJack Kerouacの影響があるとされている。
初期作品では、ブルースやソングライティングの要素が前面に出ていたが、1983年の『Swordfishtrombones』あたりから、音の作り方が大きく変わった。ここではKathleen Brennanの助けもあり、より実験的な方向へ進んでいる。Brennanは1980年8月に結婚した相手で、その後は共作者としても長く関わっている。
デビュー前、WaitsはサンディエゴのNapoleone Pizza Houseで皿洗いをしており、その後にピザ職人へ昇格した経歴がある。音楽活動の面では、1970年代にシンガーソングライターとして出発し、その後は作風を変えながら活動を続けてきた。
『Bone Machine』(1992年)では最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム賞を受賞し、『Mule Variations』(1999年)では最優秀コンテンポラリー・フォーク・アルバム賞を受賞している。商業的な大ヒットを連発するタイプではないが、作品ごとに表現の幅を広げてきた。
Tom Waitsは音楽だけでなく映画出演でも知られている。Francis Ford Coppola、Coen兄弟、Jim Jarmusch、Terry Gilliam、Robert Altmanといった監督の作品に登場している。音楽活動と並行して映像作品にも関わってきた点は、彼の経歴の中で大きな特徴になっている。
ブルース、ビート詩、実験的な音作り、そして映画出演まで含めて、Tom Waitsは活動の幅がかなり広いアーティストだ。初期のソングライターとしての顔と、後年の実験性の強い作品群の両方を追うと、キャリアの流れが見えやすい。