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Tomorrow's Peopleは、アメリカ・シカゴ出身のソウル/ファンク・グループです。活動時期は1970年代半ばで、メンバーにはティモシー・バートン、ジェラルド・バートン、モーリス・バートン、ケヴィン・バートンの4兄弟を中心に、アルヴィン・パーカー、ジョニー・トビー・ギブスが名を連ねています。
ウェブ上の情報では、シカゴ・サウスサイドで育ったバートン兄弟が中心になって結成され、ドゥーワップに親しみながら、フリーマーケットで手に入れた楽器で演奏を始めたと紹介されています。地元色の強い出自を持つグループとして語られることが多いです。
Tomorrow's Peopleの正式なアルバムは、1976年に地元のインディーレーベルStage Productionsから出た『Open Soul』です。確認できる範囲では、この1枚が唯一のアルバムです。
収録曲には「Lovers To Friends」「It Ain't Fair」「Hurt Perversion」「Let's Get Down With The Beat」があり、B面全体を使った20分超のタイトル曲「Open Soul」も入っています。この構成がかなり特徴的で、短いファンク曲と長尺の組曲的な楽曲が同じ作品の中に並んでいます。
音の軸はファンクとソウルで、そこにディスコの要素やサイケデリックな感触が重なっています。演奏は整いすぎておらず、荒さのあるバンド・サウンドとして受け取られることが多いです。リズムを前に出した曲作りと、長尺曲での展開の大きさが、このグループのわかりやすいポイントです。
特に「Open Soul」は、B面まるごとを使う構成のため、当時の一般的なシングル中心の作りとは少し距離があります。ファンクの反復だけで押し切るのではなく、サイケデリックな質感を含んだ流れを作っているのが目立ちます。
『Open Soul』はリリース当時に広く流通したわけではなく、オリジナル盤は長くレアグルーヴ愛好家のあいだで高値で扱われてきました。海外では1000ドルを超える価格で取引されることもあったようです。
その後、2021年にP-Vine Recordsから40年ぶりに再発され、改めて聴ける環境が整いました。こうした再発によって、当時のローカル盤として埋もれていた作品が再評価される流れの中で、Tomorrow's Peopleも名前が挙がるようになっています。
Tomorrow's Peopleを追うなら、まずは『Open Soul』を通して聴くのがわかりやすいです。曲単位のファンク・グルーヴと、長尺でじわじわ進むタイトル曲の両方が入っているので、グループの性格が見えやすいです。
シカゴの70年代ソウル/ファンクの一角として、派手なヒットを残したタイプではありませんが、作品の作り方や流通のされ方まで含めて、レアグルーヴの文脈で語られてきたグループです。