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Tony, Caro & Johnは、イングランド・ダービー出身のトニー・ドレ(Tony Doré)、ベーシストのジョン・クラーク(John Clark)、そして1970年に加わったキャロライン・オーウェン(Caroline Owen)によって結成された英国のフォーク・ロック・トリオである。プロフィール上は「British folk rock trio」とされており、ジャンルはFolk, World, & Country、スタイルはFolkに分類されている。
トニー・ドレとジョン・クラークは、ロックとフォークの両方のシーンで一緒に演奏していた。そこにキャロライン・オーウェンが加わり、1970年にトリオとして活動を始めた。メンバー情報にはシモン・バレット、ジョン・クラーク、キャロライン・ドレ、トニー・ドレ、ジョニー・オーウェン、ロッド・ジョーンズの名前も見られるが、基本となる編成としてはトニー、キャロ、ジョンの3人組として知られている。
ウェブ上の情報では、Incredible String Bandに通じる折衷的なサイケデリック・フォークの影響が指摘されている。ロックとフォークの両方の現場で演奏していた経歴もあって、単純なアコースティック・フォークだけではない、少し変則的な組み立ての楽曲が特徴として挙げられている。
ただし、現時点で確認できる音源は多くなく、代表作として語られるのは1972年制作の唯一のアルバム『All on the First Day』である。
『All on the First Day』は1972年に制作されたアルバムで、ほとんど予算をかけずにジョンの2トラック機材で自主録音された。プレスされた枚数はわずか100枚で、ジャケットも1枚ずつスプレー塗装で仕上げられたという。かなり手作業の比重が大きい作品で、流通量も非常に少なかった。
このアルバムは長く忘れられた存在だったが、2001年にドイツのレーベルShadoks Musicからトニー・ドレに連絡が入り、地下シーンで熱心なファンを獲得していたことや、中古盤が高額で取引されていることが分かった。その流れで再発が行われている。
再発後は、2018年にトニーとキャロが伴奏ミュージシャンを伴ってドイツと英国をツアーし、再発盤のプロモーションを行った。活動の中心は長いあいだ大きく知られていなかったが、再発をきっかけに作品単位で注目が集まった形である。