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Turning Pointは、1970年代後半のイギリスで活動したジャズ・フュージョン/ジャズロック・バンドだ。1976年に、元Isotopeのベーシスト、ジェフ・クラインとキーボード奏者のブライアン・ミラーが中心となって結成された。もともと2人はIsotopeを離れた後、それぞれが持っていた演奏や作曲の方向性を続ける形でこのバンドを立ち上げている。
Turning Pointの出発点には、Isotopeでの経験がある。Isotopeはギタリストのゲイリー・ボイルを中心にした英国ジャズロック・バンドで、ミラーは初期作品で多くの楽曲を手がけていた。クラインとミラーは1974年にIsotopeを離脱し、その後にTurning Pointを結成した。新しいバンドでは、Isotopeで培ったジャズロック寄りの作風を引き継ぎながら、カンタベリー系の要素も取り入れていく形になっている。
Turning Pointの主なメンバーは以下の通りだ。
ペピ・レマーは、歌詞を前面に出すタイプではなく、楽器の一部のように声を使う役割で参加している。編成全体としては、ピアノ、サックス、ベース、ドラムにヴォーカルが加わる形で、演奏主体の構成になっている。
サウンドの軸は、ジャズロック/フュージョンだ。Web上の情報では、リターン・トゥ・フォーエヴァー系のジャズフュージョンに近い作りをベースにしていたとされている。そこにカンタベリー系のバンドを思わせる、ヴォイスを楽器のように扱う要素が入っている。
演奏面では、クラインのベース、ミラーのピアノやシンセサイザー、ティッドボールのサックスが中心になり、ロビンソンのドラムとパーカッションがその上でリズムを支える。ギターが前面に出るタイプではなく、キーボードとサックスが主導するジャズロックとして整理しやすい。
Turning PointはGullレーベルから2枚のアルバムを発表している。
1970年代後半にはUKツアーも行っており、1977年にはNational Healthのサポートも務めている。カンタベリー系の文脈で語られるバンドと同じ場に立っていたことがわかる。
1980年の最後のツアーでは、アラン・ホールズワース、ニール・アードレイ、ゲイリー・ハズバンドが参加した。このツアーでは、クライン、ハズバンド、ホールズワースのトリオによる見せ場のある楽曲も演奏されたようだが、その後まもなくバンドは活動を終えている。
Turning Pointは、Isotopeの流れを受けた英国ジャズロックの一組として見ると整理しやすい。いっぽうで、ただの延長線上ではなく、カンタベリー系の感触やヴォイス・アズ・インストゥルメント的な発想も含んでいた点が特徴になる。1970年代後半のUKジャズロックの中で、演奏主体のフュージョンをやりながら、周辺シーンとの接点も持っていたバンドとして確認できる。