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Unicornは、イングランド・サリー州センド出身のロック・バンドだ。以前はThe Lateという名義で活動していた。メンバーにはKen Baker、Trevor Mee、Pat Martin、Pete Perryer、Chris Pidgeon、Kevin Smithが名を連ねている。
バンドは1971年に最初のアルバムを発表している。中心メンバーの多くは1963年から、いくつかのバンド名を使いながら一緒に活動してきた経歴を持つ。長い下地があったことで、初期から演奏のまとまりや曲作りの積み重ねが感じられるグループだった。
1973年初めには、トランスアトランティック社の広報担当リッキー・ホッパーの結婚披露宴で演奏した際、Pink Floydのデヴィッド・ギルモアがニール・ヤングの「Heart Of Gold」を一緒に演奏したことをきっかけに交流が始まった。その後、ギルモアはUnicornの活動に深く関わるようになり、プロデューサーとして『Blue Pine Trees』『Too Many Crooks』『One More Tomorrow』の3作を手がけている。
Unicornの音楽は、英国フォークとアメリカン・カントリー・ロックを合わせた作りになっている。ジャンル表記としてはRockに分類されるが、実際にはフォーク・ロックとカントリー・ロックの要素が前面に出ている。
演奏面では、ユーモアを含んだ曲調と、複数人によるハーモニーが大きな特徴になっている。派手な技巧を前に出すタイプというより、歌の組み立てや声の重なりで聴かせるバンドとして捉えやすい。
Unicornを語るうえで、デヴィッド・ギルモアとの関係は外せない。ギルモアはプロデューサーとしてバンドに関わり、特に『Too Many Crooks』に収録された「No Way Out Of Here」を高く評価していたようだ。この曲は、ギルモア自身が1978年の初ソロ・アルバムでセルフカヴァーしている。
このエピソードからは、Unicornの楽曲が同時代のロック・ミュージシャンにも届いていたことが見える。ギルモアが制作面に入ったことで、バンドの作品はより広い文脈で語られるようになった面もある。
バンド末期には、パンクの台頭によってカントリー・ロックというスタイル自体が時代遅れと見なされるようになっていった。そうした流れの中で、Unicornの活動も次第に下火になっていく。
音楽の流行が大きく変わる時期に、もともとの持ち味であるフォーク寄りの歌とハーモニーを続けていた点は、バンドの性格をよく表している。流行の中心からは外れても、独自のスタイルを保っていたグループとして整理できる。
Unicornの詳細は、公式サイトや関連アーカイブでも確認できる。活動の流れや作品を追うと、1970年代前半の英国ロックの一側面が見えてくるバンドだ。
公式サイト: http://www.unicornmusic.net/
参考: https://nostalgiacentral.com/music/artists-l-to-z/artists-u/unicorn/