Wire Train

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Wire Train

Wire Trainについて

Wire Trainは、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコで1983年に結成されたロック・バンドだ。ジャンル表記はRock、スタイルはNew Waveで、オルタナティブ・ロックの文脈でも語られることが多い。メンバーにはKevin Hunter、Brian MacLeod、Jeff Trott、Anders Rundblad、Kurt Herr、Federico Gil Soláが名を連ねている。

結成の経緯

バンドの中心になったのは、サンフランシスコ州立大学で知り合ったケヴィン・ハンターとカート・ヘアーだ。最初はThe Renegadesという名前で活動していたが、その後Wire Trainに改名し、1983年に本格始動した。同年には、トランスレーター、レッド・ロッカーズ、ロミオ・ヴォイドらも所属していた地元レーベル415レコーズと契約している。

デビュー作と初期の動き

1983年末にデヴィッド・カーンのプロデュースで発表したデビュー作『In a Chamber』は、全米カレッジチャートでヒットした。収録曲「Chamber Of Hellos」は、その後も使われ続け、2015年放送のドラマ『Halt and Catch Fire』のエピソード「Limbo」でも使用されている。デビュー作の反応を受けて、Wire TrainはBig Countryのオープニングアクトとしてツアーも行った。

音楽性の変化

Wire Trainはアルバムごとに作風を変えていったバンドだ。1985年の『Between Two Words』では、より整理されたポップ寄りの方向に進み、1990年のセルフタイトル作ではフォークの要素が強いクラシックロック寄りの内容を出している。さらに1992年の『No Soul No Strain』では、ダンサブルなオルタナティブ・ロックへと寄せた。

  • 『In a Chamber』: デビュー作。カレッジチャートでヒット
  • 『Between Two Words』: より洗練されたポップ路線
  • 『Wire Train』: フォーク色のあるクラシックロック路線
  • 『No Soul No Strain』: ダンサブルなオルタナティブ・ロック

その後の活動

バンドはレーベル移籍やメンバーチェンジを重ねながら活動を続けたが、MCA移籍後に制作した『Snug』はレーベル側に却下された。その後、1993年に活動を終えている。2009年には、ハンターらオリジナルメンバーがカリフォルニアで再結成公演を行った。

Wire Trainの聴きどころ

Wire Trainを追うと、80年代前半のニュー・ウェイヴやオルタナティブ・ロックの空気に、曲ごとのメロディの作り方やアレンジの変化が重なって見えてくる。デビュー期の「Chamber Of Hellos」のような曲が後年の映像作品で使われている点も、このバンドの曲が長く参照されてきたことを示している。

活動期間は長くないが、デビュー作の反応、ツアー経験、アルバムごとの方向転換、そして再結成公演まで、Wire Trainの足取りはかなりはっきりしている。サンフランシスコ発の80年代ロックをたどるときに、外せない名前のひとつだ。

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