Wobbler

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Wobbler

Wobblerとは

Wobblerは、1999年にノルウェーのホーネフォスで結成されたシンフォニック・プログレッシブロック・バンドだ。メンバーは Lars Fredrik Frøislie、Kristian Karl Hultgren、Martin Nordrum Kneppen、Tony Johannessen、Morten Andreas Eriksen、Andreas Wettergreen Strømman Prestmo、Marius Halleland。活動初期から独自の作法で音を組み立てることを目標にしてきたグループで、ノルウェー発のプログレ・シーンの中でも存在感がある。

活動の歩み

バンドは1999年の結成後、2005年にデビュー・アルバム『Hinterland』を発表した。この作品には28分に及ぶタイトル曲が収録されていて、発売記念コンサートは米国のプログレ・フェスティバルNEARfestで行われた。その後は『Afterglow』(2009年)、『Rites at Dawn』(2011年)、『From Silence to Somewhere』(2017年)、『Dwellers of the Deep』(2020年)とアルバムを重ねている。

作品数は多くないが、どの時期も制作の質を優先してきた。ヨーロッパや北米でもライブを行っていて、特にスカンジナビア圏では強い支持を得ている。

音楽的な特徴

Wobblerの出発点には、King Crimson、Yes、Gentle Giant、Genesis、Museo Rosenbach、PFMといった1969年から1975年ごろのプログレッシブロックがある。いわゆる「プログレ黄金期」のサウンドを参照しながら、自分たちの音楽に落とし込む姿勢で活動してきた。

特に知られているのが、キーボード奏者Lars Fredrik Frøislieを中心に、1975年以前に製造されたヴィンテージ楽器のみを使い、MIDIを一切使わない点だ。メロトロン、チェンバリン、ハモンドオルガン、ミニムーグ、ローズピアノ、クラビネット、ARP、ピアノ、ハープシコードなどを使い分けていて、音色の選び方そのものがバンドの重要な要素になっている。

ただし、単に昔の機材を並べる方向には寄っていない。古典的なプログレの語法を踏まえつつ、演奏の推進力や構成の切り替えで現代的な手触りも持たせている、という見方ができる。

評価されているポイント

Wobblerは、懐古的なアプローチで知られる一方、過去の模倣だけで終わらない点でも評価されている。長尺曲の構成、オルガンやメロトロンを軸にしたアンサンブル、場面転換の多い展開など、70年代プログレの要素を丁寧に扱いながら、現在のバンドとしてのまとまりを保っている。

『Rites at Dawn』は世界的に高く評価され、その後のフェス出演にもつながった。『From Silence to Somewhere』や『Dwellers of the Deep』でも、バンドの基本姿勢はそのままに、曲作りの密度を保っている。

聴くときの入口

まずはシングル「Five Rooms」の映像から入るのも分かりやすい。バンドの公式サイト、Bandcamp、Spotify、YouTubeなどでも作品や映像を追えるので、アルバム単位で聴き進めるのもやりやすい。

Wobblerは、プログレッシブロックの文法を知っている人にも、そこから入っていきたい人にも、参考になるバンドだ。ヴィンテージ機材を使う理由が音の中にそのまま出ているので、楽器の鳴り方を追うだけでも面白い。

ジャンル・スタイル

Rock Prog Rock
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