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Zlatko Manojlovićは、1951年7月にセルビアのクルシェヴァツで生まれたギタリスト、作曲家、シンガーだ。旧ユーゴスラビアのロック・シーンで活動を始め、後にドイツへ拠点を移して長く活動を続けている。現在は「Zed Mitchell」の名義でも知られている。
若い頃から注目を集めていて、15歳のときにラジオ・ベオグラード主催のコンクールで自作曲「Prolazim」が優勝している。その後、1969年からロックバンドDžentlmeniのギタリストとして活動した。
1972年にはBranislav Marušićとともにプログレッシブ・ロック・バンドDahを結成し、Marušić脱退後はボーカルも担当した。Dahのデビュー作『Veliki cirkus』(1974年)は成功を収め、1975年にはベルギーを拠点に「Land」名義でも活動している。シングル「Shoshana」はモロッコの国内ラジオチャートで1位を記録したとされる。
その後、兵役のため1977年にDahは解散している。
兵役から戻ったあと、1977年にベオグラードでヘヴィメタル・バンドGordiを結成した。初期はプログレッシブ/ハードロック寄りだったが、のちにヘヴィメタルへと寄っていき、『Pakleni trio』(1981年)や『Kraljica smrti』(1982年)を発表している。これらの作品は、旧ユーゴスラビアのヘヴィメタル・シーンで重要な位置にあると扱われている。
Gordiは1984年に解散したが、2024年には息子Todorらを含む新編成で再結成され、アルバム『Fenix』をリリースしている。
1984年にドイツへ移ってからは、約10年のあいだに国際的な評価を高めた。Tina Turner、Phil Collins、Münchner Symphoniker、Natalie Cole、Engelbert Humperdinck、Udo Lindenberg、Eros Ramazzottiらと演奏や録音を行い、映画「Indiana Jones」のサウンドトラックにも参加している。
ウェブ検索で確認できる範囲では、クレジットされないものも含めて約50作品のセッション録音に関わったとされる。Eros Ramazzottiのミニアルバム『Musica è』(1988年)でのギター参加は確認できる。
ドイツの人気テレビ番組出演者との混同を避けるため、「Zed Mitchell」の名義を使うようになった。現在はバックバンドThe Zodiacsを率い、ブルースロック寄りのアルバムを継続して発表している。公式サイトでは、5オクターブの声域を持つ作曲家・ソングライターとして紹介されていて、これまでに20枚以上のアルバムを出している。
1995年には妻のIzolda Barudžijaと「Vox」というプロジェクトを立ち上げ、映画「Bure Baruta」の音楽も手がけている。近年は、複数国のミュージシャンと組む「Terra-Futura」も進めている。
Manojlovićのキャリアを見ると、プログレッシブ・ロック、ハードロック、ヘヴィメタル、ブルースロックまで、かなり幅広い領域を行き来している。Dahでは演奏面だけでなく歌も担い、Gordiでは重いリフを軸にした作品を残し、ドイツではセッション・ギタリストとして多方面の現場に入っている。
バンド活動、セッション、映画音楽、ソロ活動を並行して続けてきた人で、旧ユーゴスラビアのロック史とドイツでのセッション・シーンの両方に足跡がある。兄のGoran Manojlovićがキーボード奏者であることも知られている。