Zopp

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Zoppとは

Zoppは、イギリスのカンタベリー・シーンに連なるプログレッシブ・ロック・プロジェクトで、中心人物は多楽器奏者のRyan Stevensonだ。プロフィール上はRock、Jazz、Experimental、Prog Rockにまたがるアーティストとして紹介されている。

ウェブ上の情報では、Zoppは2010年頃にStevensonが始めた企画で、イギリス・ノッティンガム出身の彼が、カンタベリー系の音楽に触れた経験を土台に組み立ててきた活動として整理されている。Stevensonは14歳でギターを始め、2000年代初頭に父親のパソコンでEggの楽曲に出会ったことが、のちの方向性に影響したとされている。

活動の中心にいるメンバー

編成の核は、Ryan StevensonとドラマーのAndrea Monetaだ。Monetaはイタリアのプログレッシブ・ロック・バンドLeviathanの出身で、Zoppでは演奏面の軸を担っている。

さらに、The Tangentのキーボード奏者として知られるAndy Tillisonが、追加ピアノ、追加ハモンドオルガン、エフェクト処理などで関わっている。単なるゲスト参加にとどまらず、音の整理や仕上げに関わる役割を果たしているようだ。

クレジットにはAndrea Moneta、Ryan Stevenson、Ashley Raynor、Richard Lucasの名前が並ぶ。Zoppはデュオを中心にしつつ、実際の制作はバンド形態に近い進め方が取られている。

音楽的な特徴

Zoppの音楽は、カンタベリー・シーンの流れを強く意識した作りになっている。Hatfield and the NorthやNational Healthを思わせる要素が、デビュー作の土台として語られている。

一方で、単に過去のスタイルをなぞるだけではなく、現代的な録音や音作りが前面に出ている。キーボード、メロトロン、ハモンドオルガン、ベース、ギター、ヴォーカルなどをStevensonが広く担当し、そこにMonetaのドラムが加わる構成なので、楽器同士のやり取りが細かく組み込まれた作品になっている。

ジャンル表記としてはRockとJazzが中心だが、実際の作品では実験的な組み立てや、プログレッシブ・ロックらしい長い展開も見られる。曲の中で音色やリズムが切り替わる場面が多く、演奏主体の構成が目立つ。

アルバムごとの流れ

2020年のセルフタイトル作

2020年4月に出たデビュー・アルバム『Zopp』は、カンタベリー・サウンドを下敷きにしながら、音の輪郭を丁寧に整えた作品として受け止められている。古いスタイルへの接近と、現代的な制作の両方が見える内容だ。

2023年の『Dominion』

続く2023年の『Dominion』では、アヴァンギャルド、ジャズ、アンビエント、フォーク、サイケデリック・ロックの要素が織り込まれている。収録時間は約42分で、前作よりも音楽的な広がりが意識された構成になっている。

この作品では、カンタベリー系の枠に収まりきらない要素が増えていて、Zoppがどの方向に進もうとしているかを確認しやすい。

関連サイト

Zopp Bandcamp

聴くときのポイント

  • カンタベリー・シーンの影響を手がかりにすると入りやすい
  • Ryan Stevensonの多楽器演奏と作曲の組み立てに注目しやすい
  • Andrea Monetaのドラムが、曲の展開を支える場面が多い
  • Andy Tillisonの参加で、音の厚みや整理が加わっている
  • 『Zopp』と『Dominion』を続けて聴くと、音楽性の広がりが見えやすい

ジャンル・スタイル

Jazz Rock Experimental Prog Rock
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