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Bauhausは、1978年にイギリスのノーサンプトンで結成されたポストパンク・バンドだ。メンバーはピーター・マーフィー(ヴォーカル)、ダニエル・アッシュ(ギター)、ケヴィン・ハスキンズ(ドラム)、デイヴィッド・J・ハスキンズ(ベース)で、結成当初は「Bauhaus 1919」を名乗っていたが、1年足らずで「1919」を外している。バンド名は、ドイツの美術・デザイン学校「バウハウス」に由来する。
デビュー・シングルは1979年8月発表の「Bela Lugosi's Dead」だ。この曲は9分を超える長さがあり、反復するベースライン、間を取ったギター、語るようなヴォーカルが印象的な作品として知られている。映画『魔人ドラキュラ』で知られる俳優ベラ・ルゴシに触れた歌詞も含め、後のゴシック・ロックの流れを形づくる重要な楽曲として扱われている。
その後、1980年に『In the Flat Field』、1981年に『Mask』、1982年に『The Sky's Gone Out』を発表し、パンク、グラム・ロック、前衛的な要素を組み合わせた方向性を展開した。1983年にいったん解散している。
解散後は、ダニエル・アッシュ、デイヴィッド・J、ケヴィン・ハスキンズがラヴ・アンド・ロケッツを結成し、ピーター・マーフィーはソロ活動へ進んだ。Bauhaus自体は1998年にツアーのため再結成し、2005年にも再び活動した。最終スタジオ・アルバム『Go Away White』を発表した2008年に、再び解散している。
Bauhausの初期サウンドは、ポストパンクの枠組みの中で、ダブやレゲエの要素を思わせる反復、隙間のあるギター、低く抑えたヴォーカルを組み合わせたものとして語られることが多い。特に「Bela Lugosi's Dead」は、その構成と演奏の仕方から、ゴシック・ロックの起点として扱われることが多い。
アルバムを重ねるにつれて、単に暗い雰囲気を前面に出すだけでなく、グラム・ロック寄りの華やかさや、実験的な音作りも取り入れている。曲によっては、硬質なギターとリズムを中心に進むものから、テンポや編成に変化をつけたものまで幅がある。
Bauhausは、ゴシック・ロックやゴス・カルチャーの形成に強い影響を与えたバンドとして知られている。とくに「Bela Lugosi's Dead」は、後続のバンドやリスナーに大きな印象を残した作品としてよく挙げられる。
ピーター・マーフィーは「ゴス・ロックのゴッドファーザー」と呼ばれることがある。こうした呼び方は、バンド全体の活動だけでなく、マーフィーの歌唱や存在感がジャンルのイメージ形成に関わってきたことを示している。
また、解散と再結成を挟みながらも、初期からの代表曲とアルバムが現在も参照され続けている。ポストパンクを出発点にしつつ、ゴシック・ロックの輪郭をはっきりさせたバンドとして、今も名前が挙がることの多い存在だ。