Beastie Boys

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Beastie Boys

Beastie Boysとは

Beastie Boysは、1981年にニューヨークで結成されたアメリカのヒップホップ・バンドだ。もともとはハードコア・パンクの編成から始まり、1983年に最初のヒップホップ曲「Cooky Puss」がヒットしたことで、ラップ・グループへと軸足を移した。以後、アルバムにはパンク・ロックの曲も交えながら活動を続けている。

メンバーはAdam Horovitz、Adam Yauch、Michael Diamondを中心に、初期にはJohn BerryやKate Schellenbachも在籍していた。2012年にAdam Yauchが亡くなったあと、バンドは2014年6月に正式に活動を終了した。

活動の流れ

1986年にリック・ルービンのプロデュースで出したデビュー作『Licensed to Ill』が大きな成功を収めた。全米で900万枚を売り上げ、ラップとロックをつなぐ存在として広く注目された。

その後、1989年の『Paul's Boutique』では制作環境が変わり、ダスト・ブラザーズを迎えてアルバムを作っている。ここでは大量のサンプリングを使った構成が前面に出ていて、前作の延長を期待した層には受け止められ方が分かれた。商業的には大ヒットにはならなかったが、批評面ではサンプリングの使い方や言葉の組み立てが高く評価された。

1992年から2001年までは、自主レーベルのGrand Royalも運営していた。1994年の『Ill Communication』が商業面でも批評面でも成功したあと、『Paul's Boutique』の評価も改めて見直されていく。

音楽的な特徴

Beastie Boysの特徴は、ヒップホップを軸にしながら、パンク・ロックの要素をアルバム単位で入れていた点にある。最初から一つのジャンルに収まる形ではなく、曲ごとにラップ、ロック、サンプリングを行き来する作り方をしていた。

特に『Paul's Boutique』では、100〜300とも言われるサンプリングを使った制作が知られている。元ネタの数が多いだけでなく、音の切り貼りの仕方や、複数の引用を重ねる構成がアルバム全体の特徴になっている。

一方で、『Licensed to Ill』では、より分かりやすいロック寄りの感触とラップの勢いが前面に出ていて、ヒップホップを聴いてきた人だけでなく、ロック側のリスナーにも届きやすい作りになっていた。

影響と評価

『Paul's Boutique』は発売当時こそ商業的には伸び切らなかったが、その後の評価が大きく変わった作品だ。ヒップホップにおけるサンプリング表現の一つの到達点として扱われ、後続のアーティストやプロデューサーに影響を与えた。

Beastie Boys全体としても、ラップとロックの境界をまたぐ存在として見られることが多い。パンク出身の背景を持ちながら、ヒップホップのアルバム作りに深く入り込み、しかも商業的な成功作と実験性の強い作品の両方を残しているところが、このバンドの面白さになっている。

メンバー

  • Adam Horovitz(Ad Rock): vocals, guitar
  • Adam Yauch(MCA): vocals, bass
  • Michael Diamond(Mike D): vocals, drums
  • John Berry: guitar(初期メンバー)
  • Kate Schellenbach: drums(初期メンバー)

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