Gene Loves Jezebel

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Gene Loves Jezebel

Gene Loves Jezebelとは

Gene Loves Jezebelは、1980年にウェールズのポースコールで結成されたロック・バンドだ。中心になったのは双子の兄弟、ジェイ・アストンとマイケル・アストンで、オルタナティヴ・ロックの文脈で語られることが多い。バンドの公式情報や関連資料では、長い活動歴の中で多数のメンバーが参加してきたことが確認できる。

音楽的な特徴

このバンドの特徴としてまず挙げやすいのは、ゴシック・ロックとポップ・ミュージックの組み合わせだ。初期はダークな質感の強いゴス寄りのロックを鳴らしていたが、活動を進めるにつれて、よりメロディを前に出した曲作りへ移っていく。1987年の『The House of Dolls』に収録された「The Motion of Love」は、その変化を示す楽曲としてよく触れられる。

「Desire」「The Motion of Love」「Jealous」などは、オルタナティヴ・ラジオでヒットした楽曲として知られている。派手さのある見た目やサウンドと、聴きやすいメロディを同時に持っていた点が、当時の存在感につながっていた。

活動の流れ

結成当初のGene Loves Jezebelは、ゴス色の濃いバンドとして始まった。その後、ポップ寄りの方向へ進んだことで、音楽性の幅が広がった一方、双子の兄弟のあいだでは創作面での考え方の違いがはっきりしていった。

マイケル・アストンは、自分の曲をジェイが「苦すぎる」と感じ、逆にジェイの曲を自分は「甘すぎる」と感じていたと語っている。この対立が続き、マイケルは1989年にバンドを離れた。その後、1993年から1997年にかけては一時的に再結成や共作、ツアーが行われたが、関係は再び悪化していく。

バンド名をめぐる状況

Gene Loves Jezebelの名前をめぐっては、現在かなり特殊な状況が続いている。資料によると、現在はジェイ・アストンとマイケル・アストンがそれぞれ別の編成を率いており、同じバンド名を使うグループが2つ存在している。

権利面では、ジェイがイギリスでの名称使用権を持ち、マイケルがアメリカでの名称使用権を持っている。これは、ロサンゼルス上級裁判所での争いを経て整理されたものだ。結果として、同じ名前を掲げた別々の活動が並行して続いている。

Gene Loves Jezebelを聴くポイント

Gene Loves Jezebelを追うなら、まずは初期のゴシック・ロック寄りの楽曲と、後年のポップ感を強めた楽曲を並べて聴くと変化が分かりやすい。「Desire」や「Jealous」でバンドの輪郭をつかんでから、「The Motion of Love」でメロディの前面化を確認する流れが見やすい。

バンドの歴史は、音楽性の変化と兄弟間の対立がそのまま重なっている。楽曲の印象だけでなく、編成や名義の変遷まで含めて見ると、このバンドの複雑さがそのまま伝わってくる。

参考情報

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