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George Michaelは、1963年生まれのイギリスのポップ/ソウル・シンガー、ソングライター、プロデューサーだ。ロンドンのEast Finchley出身で、2016年12月25日にオックスフォードシャー州Goring-on-Thamesの自宅で亡くなった。
キャリアの出発点は、Andrew Ridgeleyと組んだデュオWham!だった。その後はソロに転向し、ソウルの要素を取り入れたポップ・アーティストとして活動した。
ソロ・デビュー作は1987年の『Faith』。この作品は世界的な大ヒットになり、アメリカでは6曲のトップ5シングルを生んだ最初のアルバムとしても知られている。累計セールスは2000万枚を超えたとされる。
ソロのスタジオ・アルバム4作はいずれもイギリス・チャートで1位を記録し、国際的にも大きな成功を収めた。全世界での総売上は1億枚を超え、イギリス1位シングル12曲、アメリカ1位シングル10曲、グラミー賞2回受賞など、受賞歴も多い。
また、近年の英国ラジオで最も多く流れたアーティストの一人としても扱われている。2023年にはRock & Roll Hall of Fame入りも果たした。
提示されているジャンルはElectronic、Pop、Funk / Soulで、スタイルにはDowntempo、Synth-pop、Vocalが挙がっている。実際の作品でも、打ち込みやシンセを使ったポップ・サウンドに、ソウル寄りの歌い方やファンクの要素が重なる曲が多い。
歌の面では、メロディをしっかり前に出しつつ、声の抑揚で曲の流れを作るタイプだ。プロデューサーとしても関わり、自分の声と楽曲の構成をかなり意識していた印象がある。
代表曲の一つ「Careless Whisper」は、ジョージ・マイケルが17歳の時にバスに乗っていた際、サックスのメロディを思いついたことから始まったとされる。そこから数か月かけて曲を頭の中で組み立てたという話が残っている。
歌詞は当時の実体験をもとにしたとされ、本人は後年、17歳であれほど強い感情をまだ経験していなかったのに書いた、少し早熟な曲だったと振り返っている。制作の始まりがかなり具体的に語られているのも、この曲の特徴だ。
1998年4月には、ビバリーヒルズの公園トイレでの逮捕をきっかけに、数日後のCNNインタビューでゲイであることを公表した。その直後に出した「Outside」は、公衆トイレがディスコに変わるミュージックビデオでも話題になった。
この流れは、私生活と作品発表が強く結びついた例としてよく取り上げられる。本人の発言と楽曲が連動した時期だった。
死後の伝記などで、長年にわたって匿名で多額の慈善活動を行っていたことが明らかになっている。1996年の「Jesus to a Child」の印税をChildlineに寄付し、総額は数百万ポンドに上ると団体幹部が証言している。
そのほかにも、見知らぬ人の借金を肩代わりしたり、体外受精の費用を負担したり、ホームレス施設で覆面で働いたりしたことが報じられている。Wham!時代の「Last Christmas」についても、英国内の印税をエチオピア飢饉救済のためBand Aid Trustに数年間寄付し続けたことで知られている。
Wham!での成功からソロでの大ヒット、さらに社会的な話題や慈善活動まで、George Michaelの活動は音楽だけに収まらない広がりを持っていた。ヒット曲の数、チャート成績、受賞歴を見ると、1980年代から1990年代にかけての英米ポップ・シーンでかなり強い存在感があったことがわかる。
作品面では、ポップの骨格にソウルやファンクを入れ、シンセやダウントーンの質感も使いながら、自分の歌を中心に組み立てていた。そこに、個人的な経験や当時の状況がそのまま曲に反映される場面もあった。