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Hamilton Bohannonは、アメリカのディスコ・プロデューサー、ソングライター、アレンジャー、バンドリーダーだ。1942年3月7日にジョージア州ニューナンで生まれ、2020年4月24日に亡くなった。Funk / Soulを土台にしながら、ディスコの現場で存在感を強めた人物として知られている。
1960年代前半にデトロイトへ移り、Stevie Wonderのツアーバンドにドラマーとして参加した。1965年から1967年にかけては、Stevie Wonderのサイドマンとして活動し、その後はMotownの主要アクトのアレンジも担当した。ウェブ上の情報では、1964年に13歳だったStevie Wonderのツアーバンドへドラマーとして加わったとされている。
デトロイト移住後は、Bohannon & The Motown Soundを率いながら、Stevie Wonder、Smokey Robinson、Marvin Gaye、The Temptations、Diana Ross and the Supremes、The Four Topsなどのバックを担当した。Motownのツアーや演奏現場を支える側に回っていた時期が、彼の音楽的基盤になっている。
1970年代前半にMotownがロサンゼルスへ拠点を移したあとも、Bohannonはデトロイトに残った。そこから自身のバンドを結成し、ソロ活動を本格化させている。1973年から1990年までの間に21枚のアルバムを発表した。
彼の代表曲としてよく挙がるのが、1978年の「Let’s Start The Dance」だ。ディスコ時代を代表する楽曲のひとつとして扱われることが多く、Bohannonの名前を広く知らしめた曲でもある。
Bohannonの重要な仕事として、あらゆる拍にバスドラムを強く打ち込む「フォー・オン・ザ・フロア」のビートを確立したことが挙げられる。このキックを四つ打ちで積み重ねる感覚は、ディスコの基本的なリズムとして定着し、その後のハウスやヒップホップにもつながっていく。
彼のトラックは、ファンクの反復感とディスコの推進力が前に出る作りで、ダンス・ミュージックの土台に近い役割を果たしている。アレンジャーとしての経験が、リズムの組み立てやバンド全体の鳴らし方にも反映されている。
「Let’s Start The Dance」は、その後のヒップホップでも繰り返し参照された。The Notorious B.I.G.の「Hypnotize」で使われたほか、Jay-Z、Snoop Dogg、Digable Planetsなどのアーティストにもサンプリングされている。曲そのものが、ディスコからヒップホップへつながる素材として扱われてきた。
2020年の死去後には、ディスコ・ファンクと、その後のEDMやヒップホップをつなぐ重要な存在として追悼された。Motownでの演奏経験、ソロでのディスコ作品、そしてサンプリングされ続ける楽曲群が、彼の活動を通してつながっている。
Hamilton Bohannonは、Motownの現場で鍛えられた演奏家であり、ディスコのリズムを形にした制作者でもある。バックバンドのドラマーから出発して、自身のバンドと作品でダンス・ミュージックの基礎に関わった人物として押さえておきたい。