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Level 42は、1979年に英国ワイト島で結成されたバンドだ。中心メンバーはマーク・キング(ベース、ヴォーカル)、マイク・リンダップ(キーボード)、フィル・グールド(ドラム)、ブーン・グールド(ギター)で、ジャズ/フュージョンへの共通の関心が結成のきっかけになった。初期はインストゥルメンタル中心の編成だったが、のちにヴォーカルを加えた形へ移っている。
1981年にデビュー・アルバムを発表し、その後80年代に入ってからヒットを重ねた。1983年の「The Sun Goes Down (Living It Up)」がトップ10入りし、1985年のアルバム『World Machine』収録の「Something About You」は全英6位を記録した。17週チャートインしたこの曲は、バンドの代表曲として知られている。
1987年の『Running in the Family』でも成功を収め、Level 42は世界的な知名度を広げた。累計セールスは3,000万枚以上とされている。1994年に一度解散したが、マーク・キングのソロ活動を経て2001年に再結成し、その後も活動を続けている。
Level 42の大きな特徴は、マーク・キングのスラップ・ベースだ。キングはロンドンの楽器店で働いていた時期に、米国のファンク・ミュージシャンによるサムピング奏法を目にし、それを自分のスタイルに発展させたという。パーカッシブなベースの動きが前面に出るため、バンドの楽曲はリズム面の情報量が多い。
そこにシンセサイザーを組み合わせたジャズ・ファンクやシンセポップの作りがあり、ディスコ寄りのグルーヴも交わる。ジャンル表記としてはFunk / Soul、Electronic、Jazzが挙がるが、実際にはジャズ・ファンク、シンセポップ、ディスコの要素が曲ごとに見える。
バンドの出発点には、マイルス・デイヴィス、ジョン・マクラフリン、キース・ジャレット、ヤン・ハマーといったジャズ/フュージョン系アーティストへの関心がある。こうした影響をもとに、当初は演奏面を重視した編成で始まり、のちに歌を加えることでポップスとしての広がりを持たせていった。
メンバーには、マーク・キング、マイク・リンダップ、フィル・グールド、ブーン・グールドのほか、アラン・ホールズワース、アラン・マーフィー、ゲイリー・ハズバンド、ジャッコ・M・ジャクジク、ショーン・フリーマン、ネイサン・キング、ピート・ビギンなどの名前が挙がっている。時期によって参加メンバーは変わっている。
まずは『World Machine』と『Running in the Family』を押さえると、バンドの中核にあるサウンドが見えやすい。ヒット曲の入口としては「Something About You」が分かりやすく、グルーヴ重視なら「The Sun Goes Down (Living It Up)」も確認しやすい。
公式サイトや公式Facebook、Wikipedia、AllMusicなどで基本情報を追いながら聴くと、ジャズ・ファンクからポップスへ広がっていった流れが整理しやすい。