Lyn Collins

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Lyn Collins

Lyn Collinsとは

Lyn Collins(本名 Gloria Lavern Collins)は、1948年6月12日にテキサス州レキシントンで生まれ、2005年3月13日にカリフォルニア州パサデナで亡くなったファンク/ソウル・シンガーだ。10代のころにボーカルグループで活動し、その後にJames Brownへデモテープを送ったことをきっかけに見出された。

James Brown Revueでの存在感

1972年ごろからは、Marva WhitneyやVicki Andersonといった先輩女性ボーカリストの流れを受ける形で、James Brown Revueの看板シンガーとして活動した。強い発声を前面に出した歌い方から、「Female Preacher」という呼び名でも知られた。

James Brownとの関わりは、彼女の活動を語るうえで大きなポイントになっている。Collinsは、ブラウンのプロデュースによる作品で本格的に注目を集めた。

代表曲「Think (About It)」

1972年のアルバム『Think (About It)』に収録された同名曲「Think (About It)」は、Lyn Collinsの最大のソロヒットとして知られている。ゴスペル色の強いファンク・ナンバーで、曲中のブレイクが後年のヒップホップやドラムンベースの制作者たちに繰り返し使われた。

特に有名なのが、「Yeah! Woo!」や「It takes two to make a thing go right」といったフレーズのサンプルだ。Rob Base & DJ E-Z Rockの「It Takes Two」は、この曲のサンプルを中心に組み立てられたことでよく知られている。ほかにもPublic Enemy、De La Soul、Janet Jacksonなど、多くのアーティストがこの曲を参照している。

サンプリング・ソースとしての定着

「Think (About It)」は、1987年にドラムブレイク集『Ultimate Breaks and Beats』へ収録され、ヒップホップ制作の定番素材として広く流通した。曲そのものの人気だけでなく、短いブレイクやボーカルの断片が使いやすい形で残っていたことが、その後の再利用につながった。

Lyn Collinsの名前は、オリジナルのファンク/ソウル作品の文脈だけでなく、サンプリング文化の中でも繰り返し登場する。特定の一曲が、後のジャンルにまで素材として残り続けた例として扱われることが多い。

その後の活動と晩年

1976年以降のCollinsは、セッション・シンガーやバックコーラス・シンガーとして活動を続けた。派手な表舞台に立つ時期は限られていたが、歌声自体は長く現場で使われていた。

2005年、ヨーロッパツアーから戻った後まもなく、パサデナで急逝した。56歳だった。

聴くときのポイント

  • 「Think (About It)」は、James Brown色の強いファンクとゴスペル寄りの歌唱がはっきり出ている
  • ブレイクや掛け声の入り方を意識すると、後年サンプリングされた理由が見えやすい
  • ソロ曲だけでなく、James Brown Revueでの役割も合わせて追うと、当時の女性ボーカリストの位置づけが見えてくる

Lyn Collinsは、ソロ・シンガーとしても、James Brown周辺のボーカリストとしても重要な存在だ。特に「Think (About It)」は、ファンクの文脈とヒップホップ以降のサンプリング文化をつなぐ曲として、今もよく名前が挙がる。

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