Malicorne

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Malicorne

Malicorneとは

Malicorneは、1973年にフランスで結成されたエレクトリック・フォーク・グループだ。中心にいたのは、ガブリエル・ヤクブとマリー・ヤクブ(旧姓ソヴェ)の夫妻で、結成時にはユーグ・ドゥ・クールソン、ローラン・ヴェルカンブルも参加していた。ジャンル表記ではRock、Folk、World、& Countryにまたがり、スタイルとしてはフォーク・ロックに位置づけられている。

結成の背景

ガブリエル・ヤクブは、1960年代にボブ・ディランやウディ・ガスリーらのアメリカン・フォークに親しんだあと、フランスの文化に根ざした音楽へ関心を向けたという。その後、ハーピストのアラン・スティヴェルのグループでブルターニュ伝統音楽を学んだ経験を経て、フランス各地の伝統音楽を掘り起こす方向へ進んだ。Malicorneは、そうした流れの中で生まれたグループだ。

音楽的な特徴

Malicorneの特徴は、エレキ・ギターやエレキ・ベースといった現代的な楽器と、バグパイプ(コルヌミューズ)、ハーディ・ガーディ、クルムホルン、ブズーキ、エピネット・デ・ヴォージュといった古楽器を組み合わせている点にある。フランス各地の伝統歌謡を、ポリフォニックな歌唱とプログレッシブな編曲で再構成するスタイルを築いた。

初期の作品では、伝統歌謡の再解釈が中心になっている。1974年のデビュー作『Malicorne』(マリコルヌI)、『Malicorne 2』(1975年)、『Almanach』(1976年)、『Malicorne 4』(1977年)では、その方向性がはっきりしている。1978年のコンセプト・アルバム『L'Extraordinaire tour de France d'Adélard Rousseau』では、ゴシック的な要素やプログレッシブ・ロック寄りの展開も取り入れている。

活動歴の流れ

Malicorneは結成後、何度か解散と再結成を繰り返している。中心にいたガブリエルとマリーを軸に、時期ごとにメンバー編成を変えながら活動した。1988年にはガブリエルとマリーのデュオが分かれ、Malicorneは活動を停止した。

その後、2010年にガブリエル・ヤクブがラ・ロシェルのフェスティバル「Les Francofolies de La Rochelle」へ出演した際、オリジナル・メンバーを招いて特別公演を行った。この公演をきっかけに、2011年11月にはガブリエルとマリーが再び組み、Gabriel Et Marie De Malicorne名義で活動を再開している。2012年9月にはバンド名を再びMalicorneに戻し、ライブ活動を続けながら新しい録音計画も発表した。

影響と位置づけ

Malicorneは、フランスのフォーク・リヴァイヴァルを代表する存在として扱われている。国内外の音楽家に影響を与えたグループで、ガブリエル・ヤクブ自身も、フランスのフォーク・リヴァイヴァルに対して大きな後押しをした存在だったと語っている。

フランスの伝統歌謡を、ロックやフォークの編成で再解釈する流れを作った点は、彼らの重要な仕事として見られている。古い旋律や歌をそのまま保存するのではなく、現代の楽器編成やアレンジに置き換えて提示したところに、Malicorneの役割がある。

主なメンバー

  • Brian Gulland
  • Jean-Pierre Arnoux
  • Gabriel Yacoub
  • Laurent Vercambre
  • Hughes De Courson
  • Marie Yacoub
  • Gilles Chabenat
  • Dominique Regef
  • Yannick Hardouin
  • Nicolas Mingot
  • David Pouradier Duteil
  • Patrick Le Mercier
  • Olivier Zdrzalik
  • Michel Le Cam

関連情報

参考になりそうな関連サイトとしては、公式系の情報が残るMySpaceページ、Gabriel Yacoubのアルバム情報ページ、Wikipedia、IMDbのページがある。活動の細かな変遷や作品一覧を追うときは、こうしたページが手がかりになる。

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