Mogwai

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Mogwai

Mogwaiとは

Mogwaiは、1995年にスコットランド・グラスゴーで結成されたロック・バンドだ。中心メンバーはスチュアート・ブレイスウェイト(ギター、ヴォーカル)とドミニク・エイチソン(ギター)、マーティン・ブロック(ドラム)で、すぐにジョン・カミングスがギターで加入した。1997年には元Teenage Fanclubのブレンダン・オヘアが一時的に参加し、デビュー作『Young Team』の制作に関わった。その後、マルチ奏者のバリー・バーンズが加入し、現在の編成につながっている。

バンド名は映画『グレムリン』に出てくる架空の生物に由来する。スコットランド発のポストロック・バンドとして紹介されることが多いが、本人たちはその分類をあまり好んでいないともされる。

音楽的な特徴

Mogwaiの音楽は、基本的にインストゥルメンタル中心だ。曲の中で静かなパートから音量の大きいパートへ少しずつ展開していく構成が多く、ギターのフィードバックやループを使った作りが目立つ。シューゲイザー寄りのノイズ感と、音数を抑えた静かな部分が同じ曲の中で行き来するのが大きな特徴だ。

ヴォーカルが前面に出る曲は多くないが、完全に歌がないわけでもない。とはいえ、バンドの印象を決めているのは、歌よりも音の増え方や、曲の中での強弱のつけ方のほうだ。

活動の流れ

1997年のデビュー作『Young Team』で注目を集め、その後の『Come On Die Young』(1999年)で評価をさらに固めた。特にこの2作は、ポストロックの文脈で語られることが多い。2001年の『Rock Action』では電子音も取り入れ、以後の作品でも編成や質感の幅を広げている。

2014年の『Rave Tapes』では、これまでのギター中心の作りに加えて、機械的な音やシンセの使い方も目立つ。2021年の10作目『As the Love Continues』は、結成26年目にして全英アルバムチャート1位を記録した。

映像作品やサウンドトラックとの関わり

Mogwaiはアルバム作品だけでなく、映像作品の音楽も手がけている。映画『ジダン 神が愛した男』(2006年)や、フランスTVドラマ『レヴナント』(2013年)のサウンドトラックがその例だ。映像に合わせた音作りでも、バンドの持つ展開の作り方や音の重ね方がそのまま出ている。

影響と位置づけ

Mogwaiは、ポストロックという呼び方が広まる過程でよく名前が挙がるバンドだ。スリントの流れを引き継いだ存在として見られることもあり、ギターのフィードバック、反復、静と動の切り替えを軸にしたスタイルは、その後の多くのインストゥルメンタル・バンドにも参照されている。

ただし、Mogwai自身はジャンル名よりも、曲ごとの作り方や音の配置で語られることのほうが多い。ポストロックの代表格として扱われつつ、作品ごとに電子音や録音処理を変えながら活動を続けてきたバンドだ。

主なメンバー

  • Barry Burns
  • Stuart Braithwaite
  • John Cummings
  • Brendan O'Hare
  • Martin Bulloch
  • Dominic Aitchison

聴くならこのあたり

まずは『Young Team』、『Come On Die Young』、『Rock Action』の3枚を押さえると、初期から中期にかけての変化が追いやすい。そこから『Rave Tapes』や『As the Love Continues』に進むと、後年の音の広がりも見えやすい。

ライブ映像やセットリストも公開されているので、アルバムとは違う曲順や演奏の組み立てを見たいときにも追いやすいバンドだ。公式サイトやBandcamp、YouTubeのMogwaiTVなどもチェックしやすい。

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