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Neal Morseは、アメリカ出身のプログレッシブ・ロック系マルチインストゥルメンタリストだ。1960年8月2日にカリフォルニア州ヴァン・ナイズで生まれ、現在はテネシー州ナッシュビルを拠点に活動している。主にキーボード、ギター、ボーカルを担当し、ソロ活動に加えて複数のバンドやプロジェクトで作品を発表してきた。
Neal Morseのキャリアでまず押さえておきたいのは、1992年に実弟のAlan Morseらと結成したSpock's Beardだ。ここで彼は主要なソングライター、ボーカリスト、キーボーディストとしてバンドを引っ張った。1990年代から2000年代初頭にかけて、Spock's Beardは彼の代表的な活動の場になっている。
2000年には、Mike Portnoy、Roine Stolt、Pete TrewavasとともにTransatlanticを結成した。プログレッシブ・ロックのいわゆるスーパーグループとして知られ、デビュー作『SMPT:e』以降、活動休止と再始動を挟みながら作品を出している。
さらに2011年にはFlying Colorsにも参加し、ここでもキーボードとボーカルを担当している。現在はThe Neal Morse Bandを中心に活動しており、ソロ名義でも継続的にアルバムを発表している。
ウェブ上の情報によると、Neal Morseは2002年、Spock's Beardの6作目『Snow』の発表直後に脱退した。理由はキリスト教への回心によるもので、信仰の変化をバンドに押しつけたくないという考えから、ソロで活動する道を選んだとされる。
その後、2003年に『Testimony』でソロキャリアを本格的に始動させた。以降は信仰をテーマにした作品を継続的に発表していて、ソロ活動の軸のひとつになっている。
Neal Morseの音楽は、プログレッシブ・ロックを基盤にしている。長尺の楽曲構成、パートごとの展開、キーボードとギターを軸にしたアレンジが目立つ。本人がボーカルも取るため、演奏と歌の両方で作品全体をまとめる形が多い。
また、ソロ作品や一部のプロジェクトでは、信仰を扱うテーマが前面に出ることがある。Spock's Beard時代とは違う方向性を求めて聴く人もいれば、プログレッシブ・ロックの構成美や演奏面を重視して追っている人もいる。
Neal Morseは単独で完結するタイプというより、複数のミュージシャンと組みながら制作を進める場面が多い。TransatlanticではMike Portnoy、Roine Stolt、Pete Trewavasと共演し、Flying ColorsではSteve Morseらと活動している。
こうした組み合わせを見ると、彼がプログレッシブ・ロックのシーンの中で、バンド間の交流やコラボレーションを通じて活動を広げてきたことがわかる。
Neal Morseを初めて聴くなら、Spock's Beard、Transatlantic、Flying Colors、ソロ作品の順で追うと、活動の幅が見えやすい。特に『SMPT:e』や『Testimony』は、彼のキャリアの流れをつかむうえで分かりやすい作品だ。
プログレッシブ・ロックの中でも、作曲、演奏、歌を自分でまとめるタイプのアーティストを探しているなら、Neal Morseはかなり見ておきたい存在だ。