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Pet Shop Boysは、1981年にロンドンで結成されたイングランドのデュオで、メンバーはNeil TennantとChris Loweの2人。Tennantが主にボーカルとキーボード、Loweがキーボードを担当する。The Guinness Book of Recordsでは、英国音楽史上もっとも成功したデュオとして記録されている。
2人が出会ったのは1981年8月、ロンドンのキングス・ロードにある電化製品店だったとされる。そこからユニットを組み、当初は「West End」という名前を使っていたが、のちに「Pet Shop Boys」に改名した。名前は、イーリングのペットショップで働く知人に由来すると伝えられている。
1984年にはプロデューサーのBobby Orlandoと制作した「West End Girls」でデビューしたが、この時点では米国で小さなヒットにとどまり、英国では大きな反応は得られなかった。のちにEMIと契約し、Stephen Hagueのプロデュースで再録音した1985年版が再リリースされると、全英・全米で1位を獲得した。
Pet Shop Boysの音楽は、Electronic、Pop、Synth-popに分類されることが多い。シンセサイザー、ストリングス、ヴォコーダーを組み合わせたサウンドが特徴で、Neil Tennantのリリックには文学的な語り口や皮肉を含む表現が多いとされる。
この組み合わせによって、ダンス・ミュージックの要素を持ちながら、歌詞の面では都市生活や人間関係を細かく切り取るスタイルを作ってきた。シンセポップを代表する存在として扱われることが多いのも、この音作りと書き言葉に近い歌詞のバランスが大きい。
「West End Girls」の世界的ヒットのあと、1986年の1stアルバム『Please』が成功し、Pet Shop Boysは一気にトップスターの仲間入りをした。その後もアルバム制作とツアーを継続し、長く活動を続けている。
レーベル運営にも関わっていて、90年代前半にはSpaghetti Recordingsを手がけ、その後はOlde EnglishやLucky Kunstも運営していた。2013年3月にはParlophoneを離れ、Kobalt Label Servicesとの新しい形で12枚目のスタジオ・アルバムを発表し、自身の音楽レーベルx2からのリリースになった。
Pet Shop Boysは、ブリット・アワードを複数回受賞しているほか、アイヴァー・ノヴェロ賞も獲得している。2009年には、ブリット・アワードの功労賞にあたる「Outstanding Contribution」も受賞した。
総売上は世界で5000万枚を超えるとされ、長年にわたって商業的にも評価されてきたデュオとして知られている。
公式サイトやBandcamp、各種SNS、YouTubeチャンネルなど、現在も活動の窓口は複数ある。新作の発表だけでなく、過去作や関連企画の案内も追いやすいので、ディスコグラフィーをたどる入口としても使いやすい。
1980年代のヒットだけで終わらず、レーベル運営、アルバム制作、ライブ活動まで含めてキャリアを積み重ねてきたデュオとして、Pet Shop Boysは今もシンセポップを語るうえで外せない存在になっている。