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Pixiesは、1986年にアメリカ・マサチューセッツ州ボストンで結成されたオルタナティブ・ロック・バンドだ。中心メンバーはブラック・フランシス(ヴォーカル、ギター)、キム・ディール(ベース、ヴォーカル)、ジョーイ・サンティアゴ(ギター)、デイヴ・ラヴァリング(ドラム)で、4ADと契約して活動を広げた。
1987年の『Come On Pilgrim』でデビューし、続く1988年の『Surfer Rosa』ではスティーヴ・アルビニをプロデューサーに迎えて注目を集めた。1989年の『Doolittle』、1990年の『Bossanova』、1991年の『Trompe le Monde』と、短い期間に重要作を続けて発表している。
バンドは1993年に一度解散したが、2004年に再結成した。その後もライヴ活動を続け、作品発表も重ねている。メンバーは時期によって入れ替わりがあり、キム・ディールは2012年に脱退し、2013年ツアーではパズ・レンチャンティンが参加した。2014年にはエマ・リチャードソンが加わり、2024年に交代している。
Pixiesの特徴としてまず挙がるのが、静かな部分と大きな音の部分を極端に切り替える「Loud-Quiet-Loud」の構成だ。このやり方を、パンク、インディー・ロック、クラシックなポップ、サーフロック、硬いリフを含むギターサウンドに組み合わせている。
ブラック・フランシスのヴォーカルは、叫ぶような強い発声が目立つ。歌詞は宇宙、宗教、性、グロテスクな身体性、ポップカルチャーなどが断片的に入り混じる内容で、曲ごとにイメージが大きく飛ぶことが多い。
サウンド面では、音数を絞りながらも展開の切り替えがはっきりしていて、短い曲の中に緊張感を作る構成が多い。『Surfer Rosa』や『Doolittle』は、その特徴がよく出ている作品として扱われている。
Pixiesのダイナミクスは、ニルヴァーナのカート・コバーンが影響を公言したことで広く知られるようになった。『Smells Like Teen Spirit』制作時に、ピクシーズを強く意識していたという話もよく取り上げられる。
その後のレディオヘッド、スマッシング・パンプキンズ、ウィーザーなどにも影響があったとされ、90年代以降のオルタナティブ・ロックやグランジの流れを考えるうえで外せないバンドとして見られている。
初期の代表作で評価を固めたあと、解散と再結成を経て活動を続けているのがPixiesの大きな流れだ。オリジナル期の作品だけでなく、再結成後のライヴや新しい編成にも注目が集まってきた。バンドの核になっているのは、曲の構造、音の切り替え、そしてブラック・フランシスの書く独特の歌詞世界だ。
公式サイトやSNSも動いているので、最新情報はそちらで追いやすい。Pixiesは、初期オルタナティブ・ロックの流れを知るうえで、今も確認しておきたいバンドだ。