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Sonic Youthは、1981年にニューヨークで結成されたロック・バンドだ。中心メンバーは、Thurston Moore、Lee Ranaldo、Kim Gordon、Richard Edsonの4人だった。結成当初から、1970年代後半のノー・ウェイヴ・シーンの流れを受けた、実験色の強いサウンドを土台にしていた。
MooreとRanaldoは、それ以前に実験音楽家Glenn Brancaのもとで活動していた経歴があり、その影響はSonic Youthのギター・ワークにもはっきり出ている。1985年にはSteve Shelleyが加入し、以後2011年までの長い活動の中核を担った。
バンドは1980年代から2000年代にかけて、アルバム制作と並行して多くのサイド・プロジェクトやソロ活動も展開している。スタジオ作品は15枚を残し、編成も時期によって変化した。2006年にはMark Iboldが加入した。
1999年から2005年まではJim O'Rourkeも参加しており、作品面での広がりに関わっている。2011年9月には、Kim GordonとThurston Mooreの別離を受けて、バンドは無期限の活動休止に入った。
1988年の6作目「Daydream Nation」は、Sonic Youthを語るうえで外せない作品だ。バンド初のダブルLPであり、Geffenと契約する前にインディー・レーベルから出した最後のアルバムでもある。
この作品では、Glenn Branca由来の変則チューニングを使ったギター・サウンドが前面に出ている。整ったコード進行よりも、弦の張り方やノイズの重なりで曲を組み立てる方法が目立つ。2006年にはアメリカ議会図書館の「ナショナル・レコーディング・レジストリー」に登録されている。
Sonic Youthの音楽は、Art Rock、Post-Punk、Avantgarde、Indie Rock、Alternative Rockといった複数の文脈で語られてきた。実際の演奏では、ギターの変則チューニング、ノイズ、反復、鋭い音のぶつかり方が重要になっている。
メロディや曲の形が分かりやすい場面もあるが、そこに不協和なギターや予測しにくい展開が入ることが多い。Rockを土台にしながら、実験音楽の要素をそのまま持ち込んでいる点が、このバンドの特徴として見られている。
Geffen(DGC)移籍後は、バンドの活動がより広く知られるようになった。特にKim Gordonは、同レーベル内でNirvanaを強く推していたことで知られている。
また、NirvanaがDGCとの契約を選んだ理由の一つとして、「Sonic Youthが同じレーベルにいるから」という話が伝わっている。1990年8月には、Sonic YouthがNirvanaを自分たちのツアーに帯同させ、計7公演を行った。この時点でNirvanaにとっては最大規模のライブだった。
こうした関係の中で、Nirvanaは新しいマネジメント会社とも出会っている。後年、Sonic Youthが契約を更改した際には、Nirvanaをレーベルにもたらした功績がGeffen側でも意識されていたとされる。
最終編成は次の5人だ。
過去には、Anne DeMarinis、Richard Edson、Bob Bert、Jim Sclavunos、Jim O'Rourkeが参加していた。
Sonic Youthは、ロックの形式を使いながら、その外側にある音を入れ続けたバンドだ。アルバム単位で聴くと、時期ごとの編成やレーベルの変化、ギターの扱い方の違いが見えやすい。まずは「Daydream Nation」から入ると、バンドの基本がつかみやすい。