String Driven Thing

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String Driven Thing

String Driven Thingとは

String Driven Thingは、1967年にグラスゴーで結成されたロック・バンドだ。もともとはクリス・アダムス、ポーリン・アダムス、ジョン・マニオンによるアコースティックなフォーク・トリオとして始まり、スコットランドのフォーク・サーキットで活動を重ねた。初期には独立系レーベルのConcordから作品を出していて、最初期の音源は現在かなり入手しにくいものになっている。

活動の流れ

1972年に拠点をロンドンへ移すと、バンドはより電気的なフォーク・ロックへと進んでいく。ここでクラシック音楽の背景を持つヴァイオリニスト、グレアム・スミスと、ベーシストのコリン・ウィルソンが加入した。編成の変化にともなってジョン・マニオンは脱退している。

その後、トニー・ストラットン=スミスのCharismaと契約し、Genesis、Van der Graaf Generator、Lindisfarneと同じレーベルに名を連ねた。1973年の3作目『The Machine That Cried』は、ガーディアン紙の批評家から高く評価された作品として知られている。バンドは1974年にいったん解散するが、その後もメンバーは別の現場で活動を続けた。グレアム・スミスはVan der Graaf Generatorにも参加しており、1973年から1975年の作品に関わっている。

その後の時期には「String Driven」という名義で活動した期間もあったが、現在は再びString Driven Thingの名前で知られている。

音楽的な特徴

初期はアコースティックなフォーク・トリオだったが、ロンドン移転後はエレクトリックな編成を取り入れ、フォーク・ロックを軸にしたサウンドへ変化した。プロフィール上ではRockに分類され、スタイルとしてはPsychedelic Rock、Pop Rock、Art Rock、Folk Rockが挙げられている。

実際の流れを見ると、フォークの土台にロックの編成を重ね、さらにヴァイオリンを前面に出したアレンジが特徴として見えてくる。クリス・アダムスの歌と曲作りが軸にあり、そこへグレアム・スミスのヴァイオリンが入ることで、単なるフォーク・ロックよりも音の層が増している。

メンバーの変遷

String Driven Thingは、メンバー交代が多いバンドとしても知られている。プロフィール上で最も長く在籍したのはクリス・アダムスとされている。

  • Colin Fairley
  • Graham Smith
  • Kim Beacon
  • Chris Adams
  • Alun Roberts
  • James Exell
  • Bill Hatje
  • Pauline Adams
  • Billy Fairley
  • Colin Wilson
  • John F. Mannion

関連する動き

コリン・ウィルソンは2013年に亡くなり、創設者でリードシンガーのクリス・アダムスは2016年10月7日に亡くなった。バンドの中心人物がすでにいない一方で、彼らが残した70年代初頭の作品は、フォークからロックへ移る時期の記録として参照され続けている。

特に『The Machine That Cried』は、チャリズマ・レーベル周辺のプログレッシブ・ロックやフォーク・ロックの流れと並べて語られることが多い。GenesisやVan der Graaf Generatorと同じ環境にいたこともあって、String Driven Thingは英国ロック史の中で、フォークの出自を持ちながらエレクトリックな方向へ踏み込んだバンドとして見られている。

聴くときのポイント

まずは初期のフォーク寄りの音源で出発点を追い、そのあとでロンドン移転後のエレクトリックな編成を聴くと、バンドの変化が分かりやすい。ヴァイオリンが入った時期の曲では、ギター主体のロックとは違う動きが出る。クリス・アダムスの歌詞と歌い方も、曲の雰囲気を決める重要な要素として耳に入ってくる。

70年代の英国フォーク・ロックやプログレッシブ・ロックの周辺を聴いている人なら、Charisma期の作品群の中で確認したくなるバンドだ。

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