The Stooges

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The Stooges

The Stoogesとは

The Stoogesは、1967年にアメリカ・ミシガン州アナーバーで結成されたロック・バンドだ。イギー・ポップ(James Osterberg)、ロン・アシュトン、スコット・アシュトン、デイヴ・アレクサンダーを中心に始まり、当初は「Psychedelic Stooges」と名乗っていた。ジャンルとしてはロックの中でも、ガレージ・ロック、ハード・ロック、実験性のあるサウンド、そして初期パンクに近い要素が重なっている。

バンドの結成には、イギー・ポップがミシガン大学キャンパスで観たThe Doorsのライブに強い刺激を受けたことが関わっている。そこからロン&スコットのアシュトン兄弟とベーシストのデイヴ・アレクサンダーを引き入れ、同年のハウス・パーティーでの演奏がバンドとしての最初のライブになった。

活動初期とレコード契約

1968年9月22日、A&Rマンのダニー・フィールズがデトロイトでMC5とThe Stoogesの両方を観て、Elektra Recordsのジャック・ホルツマンに働きかけた。結果として、両バンドは同日にElektraと契約している。MC5側が「姉妹バンド」としてThe Stoogesも一緒に契約させるよう働きかけた、という経緯も伝えられている。

翌1969年には、ジョン・ケイルをプロデューサーに迎えたセルフタイトル作『The Stooges』を発表した。このアルバムには「1969」や「I Wanna Be Your Dog」が収録されている。

音楽的な特徴

The Stoogesの音は、演奏そのものの荒さと、反復の強さが目立つ。ガレージ・ロックの直線的な勢いに、ハード・ロック寄りの重さ、実験的な展開、そして後のパンクにつながる単純明快な構成が混ざっている。サイケデリック・ロックの文脈から始まりつつも、曲の作り方や演奏の圧で別の方向へ進んでいったバンドとして見られている。

イギー・ポップの歌い方も重要な要素だ。叫ぶようなボーカル、短いフレーズの繰り返し、演奏に食い込むような前のめりの姿勢が、バンド全体の音に直結している。

ライブの振る舞いと後続への影響

イギー・ポップのステージ・パフォーマンスは、当時のロック・コンサートの枠をかなり外れていた。上半身裸で登場し、ステーキやピーナッツバターを体に塗る、ガラス片で自傷する、客席に飛び込む、といった過激な振る舞いが記録されている。こうした行為は、後のパンクやハードコアのライブ文化につながる先駆けとして語られることが多い。

音楽面でも、The Stoogesはパンク・ロックの革命を先取りしたバンドとして扱われている。演奏の整い方よりも、音量、反復、衝動を前に出すやり方が、後の多くのバンドに影響を与えた。初期パンクやハードコアの文脈で名前が挙がるのも、その流れの中にある。

メンバーについて

中心メンバーには、James Osterberg(イギー・ポップ)、Ron Asheton、Scott Asheton、Dave Alexanderがいる。ほかに、James Williamson、Scott Thurston、Larry Mullins、Robert Sheff、Mike Watt、Steven Mackay、Jimmy Recca、Zeke Zettner、Bill Cheathamなどの名前も関連メンバーとして挙がっている。

その後の評価

The Stoogesは2010年にRock & Roll Hall Of Fameのパフォーマー部門で殿堂入りしている。活動の初期から強い反応を集めたバンドではなかったが、後年になってから、その演奏スタイルやライブの在り方が再評価された形だ。

現在は公式サイトやSNS、Bandcampでも関連情報や音源にアクセスできる。バンドの名前をたどると、ロックの荒い部分をそのまま前に出した時代の記録が見えてくる。

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