The Strokes

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The Strokes

The Strokesとは

The Strokesは、1998年にニューヨークで結成されたロック・バンド。メンバーはジュリアン・カサブランカス(ボーカル)、ニック・ヴァレンシとアルバート・ハモンド・Jr.(ギター)、ニコライ・フレイチャー(ベース)、ファブリツィオ・モレッティ(ドラム)で構成されている。カサブランカスはドワイト・スクールでニック・ヴァレンシ、ファブリツィオ・モレッティと出会い、その後アルバート・ハモンド・Jr.とニコライ・フレイチャーが加わって、1999年に現在の5人編成が固まった。

デビュー作が残した印象

2001年に発表したデビュー・アルバム「Is This It」は、発売直後から高い評価を受けた作品だ。ガレージロック・リバイバルの流れを強く後押ししたアルバムとして知られていて、後年の各種ランキングでも上位に入っている。たとえば、Rolling Stoneの「100 Best Albums of the '00s」では2位、同誌の「500 Greatest Albums of All Time」では199位、NMEの「Top 500 Albums of All Time」では4位に入っている。

ちなみに「Is This It」のアメリカ盤では、収録予定だった「New York City Cops」が差し替えられている。2001年9月11日の同時多発テロのあと、消防・救急関係者への配慮が理由とされ、ヨーロッパ盤などでは別扱いで収録された。

サウンドの特徴

The Strokesの音楽は、オルタナティヴ・ロックとインディー・ロックを軸にしながら、ロックの基本形に近い編成で組み立てられている。ギター2本、ベース、ドラム、ボーカルという形で、演奏の分担が分かりやすい。曲によっては、短いフレーズを重ねるギター、前に出すぎないベース、タイトなドラムがそのまま曲の推進力になっている。

歌詞やアレンジの細部まで含めて聴くタイプのバンドだけれど、まず耳に入るのはリズムの刻み方とギターの組み合わせだ。派手な装飾を増やすより、リフやビートを前に出す曲が多い。

活動の流れ

デビュー後はRCAやRough Tradeとの5作契約を終えたあと、カサブランカスのCult Recordsを通じて新作を発表してきた。長く活動を続けながら、メンバーそれぞれのソロ活動や別プロジェクトも並行している。

評価の面では、結成当初から注目度が高かった一方で、グラミー賞とは長く縁がなかった。そこに変化が出たのが2020年のアルバム「The New Abnormal」だ。2021年開催の第63回グラミー賞で最優秀ロック・アルバム賞にノミネートされ、そのまま受賞した。これがバンドにとって初のグラミー賞ノミネートであり、初受賞になった。

影響と受け止められ方

The Strokesは、2000年代初頭のロック・シーンで大きな存在感を持ったバンドとして見られている。特に「Is This It」が出た時期のインパクトは大きく、同時代のロック・バンドの音作りや曲の長さ、ギターの扱い方に影響を与えたとされることが多い。

一方で、バンドの活動はアルバムごとに話題になり、時期によっては間隔が空くこともあった。それでも新作が出るたびに注目されるのは、デビュー作で作った評価が今も残っているからだろう。

メンバー

  • Julian Casablancas(ボーカル)
  • Nick Valensi(ギター)
  • Albert Hammond Jr.(ギター)
  • Nikolai Fraiture(ベース)
  • Fabrizio Moretti(ドラム)

チェックしておきたいポイント

初めて聴くなら、「Is This It」から入るのが分かりやすい。バンドの基本の音がまとまっていて、The Strokesがどんなバンドかをつかみやすい。そこから「The New Abnormal」までたどると、バンドが長く活動してきた中で何を更新してきたのかも見えやすい。

公式サイトのほか、Facebook、Twitter、YouTube、VEVO、Geniusなどでも情報を追えるので、作品ごとの動きや映像も確認しやすい。ロックの基本形を軸にしながら、2000年代以降のシーンで存在感を保ってきたバンドとして、今も追いかける価値がある。

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