Vinyl Record Reviews
Vivien Veeは、イタリア・トリエステ出身の歌手/モデルだ。1950年代ではなく1960年5月2日生まれで、本名はヴィヴィアーナ・アンドレアッティーニ。18歳のときに、後にGoblinで知られるクラウディオ・シモネッティとジャンカルロ・メオに見出され、1979年にデビューした。
彼女のデビュー作は、1979年にBanana Recordsから出た「Give Me a Break」だ。この曲は世界的なディスコ・ヒットになり、1980年には全米ダンス・クラブ・チャートで10位を記録している。デビュー・アルバムも同じく「Give Me A Break」で、ジャケットはクロード・ゴリアルが手がけた。
この時期のVivien Veeは、電子ディスコ寄りの制作と、当時のイタロ・ディスコの流れの中で注目された存在として扱われている。プロデュース面では、シモネッティとメオが関わっていた。
Vivien Veeの音楽は、Electronic、Funk / Soulを軸に、Disco、Italo-Discoの要素が前に出ている。曲ごとにシンセサイザーの使い方やビートの組み方がはっきりしていて、80年代初頭のダンス・ミュージックらしい作りになっている。
「Higher」はイタリアでチャート入りしていて、彼女の代表的なシングルのひとつとして扱われることが多い。「Remember」は2005年のビデオゲーム『The Warriors』で使用されている。
Vivien Veeは1989年にX-Energy Recordsから最後の12インチ・シングルをリリースしている。その後は表立った新作発表は少なくなるが、彼女の楽曲はイタロ・ディスコの再発盤やコンピレーションで継続的に取り上げられている。
Vivien Veeは、イタロ・ディスコを語るときに外しにくい女性シンガーの一人として見られている。特に「Give Me a Break」のヒットで早い段階から名前を広め、その後のシングル群でも80年代イタリアのダンス・ミュージックの流れに沿った活動を続けた。
現在も公式サイトやSNS、YouTubeチャンネルを通じて情報を追えるほか、再発盤や編集盤で楽曲に触れやすい状態が続いている。イタロ・ディスコの入口としても、当時のシーンを確認するためのアーティストとしても押さえておきたい存在だ。