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Bring Me The Horizonは、2004年にイギリス・ヨークシャー州シェフィールドで結成されたロックバンドだ。初期はデスコア色の強いサウンドで知られ、その後はメタルコアを軸にしながら、作品ごとに音の幅を広げてきた。現在はオリヴァー・サイクスを中心に活動している。
デビュー作「Count Your Blessings」期の音楽性は、デスコアとして語られることが多い。攻撃的なギターリフ、激しいブラストビート、絶叫主体のボーカルが前面に出た時期だ。その後のアルバムでは、メタルコアをベースにしつつ、より多様な要素を取り入れる方向へ進んでいく。
2015年のアルバム「That's the Spirit」では、電子音やニューメタル寄りの要素も含む、以前より攻撃性を抑えたロックサウンドへ移行した。この変化は、バンド自身が方向性を変えるために意識して行ったものとして説明されている。
2019年の「amo」は、バンドにとって初めて全英アルバムチャート1位を獲得した作品だ。初週の合算売上は2万7000ユニットで、そのうち61%がCDまたはヴァイナルだったとされている。
Bring Me The Horizonの特徴は、時期によってかなり変わる。初期はデスコア、続く時期はポストハードコアやメタルコアの要素が強く、近年はシンフォニックなアレンジ、エレクトロニックな音色、ポップ寄りの構成も取り入れている。
激しいパートだけで押し切る形ではなく、メロディを前に出す曲や、打ち込みを使った曲も増えている。ジャンルの枠で見るとメタル系のバンドだが、実際の作品ではロック、エレクトロニック、ニューメタルの要素が並ぶことが多い。
現在の中心メンバーは、オリヴァー・サイクス、マット・ニコルズ、リー・マリア、マット・キーンだ。オリヴァー・サイクスはヴォーカル、マット・ニコルズはドラム、リー・マリアはギター、マット・キーンはベースを担当している。
過去には、カーティス・ワード、ジョナ・ウェインホーフェン、ジョーダン・フィッシュも在籍していた。特にジョーダン・フィッシュは2012年に加入して以降、キーボードや打ち込み、コーラス面でサウンドの電子化とポップ化に関わってきたが、2023年12月に脱退した。
ジョーダン・フィッシュの脱退は、バンドの近年の変化を考えるうえで大きな出来事だ。オリヴァー・サイクスは後に、2020年の「Post Human: Survival Horror」以降、両者の間で優先順位にずれが出始めたと話している。サイクスは、バンドとして成長できる規模には限界があると感じていたことや、SNS上で注目を集め続けることに興味を持てなくなっていたことも明かしている。
また、「Nex Gen」の制作期には自分自身がかなり落ち込んでいて、普通の生活に戻りたいと思うこともあったと振り返っている。こうした発言からは、近年のBring Me The Horizonが、音楽面だけでなく活動のあり方そのものを見直していたことがうかがえる。