Change

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Changeとは

Changeは、イタリアのボローニャを拠点に活動したディスコ/ソウル・グループだ。実業家のジャック・フレッド・ペトゥルス、作編曲家のマウロ・マラヴァージ、ダヴィデ・ロマーニを中心に結成され、1980年から1985年にかけて6枚のアルバムを発表した。

ジャンルはFunk / Soul、スタイルはDiscoに分類されることが多い。シックの華やかで洗練された路線に影響を受けたグループとして紹介されることが多く、実際にダンスフロア向けのリズムと、ソウル寄りのヴォーカルを組み合わせた作品を残している。

活動の流れ

デビュー作は1980年の『The Glow Of Love』。この作品では、当時まだソロ活動前だったルーサー・ヴァンドロスが「Searching」と「The Glow Of Love」でリード・ヴォーカルを担当している。グループの初期を語るうえで、ここは外せないポイントだ。

その後は、ゲスト・ヴォーカルの入れ替わりもありながら活動を継続した。ルーサー・ヴァンドロスの後はジェームズ・ロビンソンが नियमित的に参加し、ジョセリン・ブラウンに代わってデボラ・クーパーがメイン・リードを務める形になっていく。メンバーは多いが、制作の軸はペトゥルス、マラヴァージ、ロマーニの3人が担っていた。

1984年には、プロデューサー/ソングライターのジミー・ジャム&テリー・ルイスとコラボレーションしている。80年代半ばのR&Bやダンス・サウンドの流れを考えると、この接点も興味深いところだ。

2009年には、長く未発表扱いだったアルバム『Change Your Mind』がリリースされ、ゲスト・ヴォーカルとしてリサ・フィッシャーとパトリック・ブースが参加した。

代表曲と聴きどころ

Changeの名前を広めた楽曲としては、「A Lover's Holiday」「Change Of Heart」「Mutual Attraction」「Paradise」「Searching」「The Glow Of Love」「The Very Best In You」などが挙げられる。どの曲も、踊れるビートとソウル・ヴォーカルを前に出した作りになっている。

特に「The Glow Of Love」は、ルーサー・ヴァンドロスの参加曲としても知られている。彼の歌唱を通して、グループの音楽がディスコの枠だけではなく、R&Bやソウルの文脈でも聴かれてきたことがわかる。

メンバーとヴォーカルの特徴

Changeは固定バンドというより、制作陣と複数のシンガーが組み合わさる形で動いていた。クレジットには、ジョセリン・ブラウン、ルーサー・ヴァンドロス、リサ・フィッシャー、ジェームズ・ロビンソン、デボラ・クーパー、ダイヴァ・グレイなど、個性の強いヴォーカリストが並ぶ。

演奏面では、ジェフ・ボヴァ、ヴィンセント・ヘンリー、テリー・シルヴァーライト、マイク・キャンベルらの名前が見える。イタリアの制作陣とアメリカのシンガー、演奏家が組み合わさっている点も、このグループの特徴になっている。

音楽的な位置づけ

Changeは、80年代前半のディスコ・ソウルを代表するグループのひとつとして扱われることが多い。シックを思わせる洗練されたアレンジ、タイトなベースライン、ダンス向けの4つ打ち、そしてゴスペル由来の歌唱を組み合わせた楽曲が中心だ。

また、ルーサー・ヴァンドロスの初期参加作としても重要だ。ソロで大きく飛躍する前の歌声を、グループ作品の中で確認できる。ポスト・ディスコ期のイタリア制作ディスコを語るとき、Changeは外しにくい存在だ。

その後について

中心人物のジャック・フレッド・ペトゥルスは、1987年にガダループ島で射殺されている。事件の詳細については、各資料で異なる記述が見られるが、少なくとも彼の死がグループ史と80年代ディスコ制作史に大きな区切りを与えたのは確かだ。

Changeの作品は、クラブ向けのディスコとしてだけでなく、ソウル・ヴォーカルの魅力や、イタリア制作ならではの洗練されたアレンジを知る入口にもなっている。80年代のダンス・ミュージックを掘るとき、今でも名前が出てくるグループだ。

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