Vinyl Record Reviews
Gongは、1969年にフランスで結成されたロック・バンドである。サイケデリック・ロックの流れに位置づけられ、カンタベリー・シーンとの関連でも知られている。メンバーの入れ替わりが非常に多く、長い活動の中で編成や音楽性を変えながら続いてきた。
Gongは、Daevid AllenとGilli Smythを中心に始動した。初期にはサイケデリック・ロック色の強い作品で知られ、その後はメンバー交代を重ねながら活動を継続した。Allen脱退後は、しばらくの間Mike Howlettが中心的な役割を担い、その後はよりジャズ・ロック寄りの編成や方向性も見られるようになった。
このように、Gongは一つの固定した形に収まるというより、時期ごとに別の顔を見せるバンドとして扱われることが多い。
Gongの音楽は、Space Rock、Psychedelic Rock、Prog Rockを軸にしている。ギター、キーボード、サックス、フルートなどを含む編成が多く、ロックを基本にしながらも、即興性や変拍子、長尺の展開を取り入れる場面がある。
特に、初期のサイケデリックな要素と、後期に見られるジャズ・ロック的な要素の両方が語られることが多い。アルバムごとに演奏の組み立てやサウンドの重心が変わる点も、このバンドの特徴として挙げやすい。
Gongには、Steve Hillage、Daevid Allen、Miquette Giraudy、Bill Bruford、Pierre Moerlen、Allan Holdsworth、Didier Malherbe、Mino Cinelu、Theo Travis、Kavus Torabi など、多くのミュージシャンが参加してきた。固定メンバー制というより、時期ごとに編成が組み替えられてきたバンドと見てよさそうだ。
また、関連プロジェクトや派生グループも多く、Gongの周辺から複数の活動が展開された。資料上でも、Paragong、Planet Gong、Pierre Moerlen's Gong、Mother Gong、New York Gong、Gongzilla などが並んでいる。
Gongは、プログレッシブ・ロックやサイケデリック・ロックの文脈で参照されることが多い。カンタベリー・シーンとの関連も含めて、1960年代末以降の実験的なロックの流れの中で扱われるバンドである。音楽性の変化が大きいため、単独のジャンル名だけでは説明しにくいが、その分、ロックの中で複数の要素をつなぐ存在として見られている。
Gongは、1969年にフランスで始まった、メンバー変動の多いロック・バンドである。Space Rock、Psychedelic Rock、Prog Rockを軸にしながら、時期によってサウンドを変化させてきた。初期のサイケデリックな作品から、後年のジャズ・ロック寄りの展開まで含めて追うと、バンドの幅が見えやすい。
ロックの中で実験性の強い流れをたどりたいときに、Gongは外せない名前のひとつだと言えそうだ。