New Order

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New Order

New Orderとは

New Orderは、1980年にイギリス・マンチェスターで結成されたバンドだ。ジョイ・ディヴィジョンのヴォーカル、イアン・カーティスの死去によって同バンドが解散した直後、残されたバーナード・サムナー、ピーター・フック、スティーヴン・モリスの3人で始動した。翌1981年にはジリアン・ギルバートが加入し、長くこの編成を軸に活動していく。

活動の流れ

結成当初のNew Orderは、ジョイ・ディヴィジョン由来の陰影のあるポストパンクを土台にしていた。その後、シンセサイザーや打ち込み、ダンスビートを積極的に取り入れ、ロックとエレクトロニック・ミュージックの両方を横断する作風へ進んでいく。1980年代の英国音楽シーンでは、この変化がかなり重要な位置を占めている。

1983年の「Blue Monday」は、12インチ・シングルとして特に知られている曲だ。UKチャートでは最高9位だったが、世界では200万枚以上を売り上げたとされる。ピーター・サヴィルとブレット・ウィッケンズが手がけた、フロッピーディスクを思わせる特殊なジャケットも話題になった。なお、この作品は製造コストが高く、売れれば売れるほどファクトリー・レコーズの採算が厳しくなったという話でも知られている。

音楽的な特徴

New Orderの特徴は、ギター中心のロックと、シンセやリズムマシンを使ったダンス・ミュージックの要素を同じ曲の中で扱っている点にある。ポストパンクの硬さを残しつつ、クラブで鳴ることを意識したビートを前面に出した楽曲が多い。Alternative Rock、Electroの両方のタグが付くのも、その中間を行くバンドだからだろう。

サムナーの歌とギター、フックのベース、モリスのドラム、ギルバートのキーボードが重なることで、ロックバンドの編成を保ったまま機械的な反復やダンス感を強めている。後のエレクトロニック寄りのロックや、ダンス・ロック系のバンドを語るときに参照されやすいのも、この構造が大きい。

メンバーの変遷

長く活動してきたバンドだけに、メンバーの変化もある。ピーター・フックは2010年まで在籍し、その後は離脱した。2011年以降はバーナード・サムナー、フィル・カニンガム、トム・チャップマンを中心に活動を続けている。スティーヴン・モリスとジリアン・ギルバートも初期からの重要な存在として名前が挙がる。

  • バーナード・サムナー:ヴォーカル、ギター、キーボード
  • スティーヴン・モリス:ドラム、キーボード
  • ピーター・フック:ベース、キーボード
  • ジリアン・ギルバート:キーボード、ギター
  • フィル・カニンガム:ギター、キーボード
  • トム・チャップマン:ベース

その後の動き

2007年にピーター・フックが脱退した後も、サムナーらはNew Order名義で活動を続けた。2011年には本格的に再始動している。その後、フックはバンド名の使用権などをめぐって旧メンバーを提訴し、2017年に和解が成立した。ただし、現時点では彼を含む形での再結成は行われていない。

影響と位置づけ

New Orderは、ジョイ・ディヴィジョンの流れを引き継ぎながら、80年代以降のロックとクラブ・ミュージックの接点を広げたバンドとして見られている。ロックバンドの編成でダンス・ミュージックの感覚を前に出したことは、後続の多くのアーティストに影響を与えている。特に、ギター・バンドでありながらシンセやビートを重視するスタイルを考えるとき、New Orderの名前は外しにくい。

現在も公式サイトやBandcamp、SNS各種で情報発信が続いていて、過去作だけでなく現役バンドとしての存在感も保っている。マンチェスター発の重要バンドとして、活動史と作品の両方を追う価値があるグループだ。

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